機能矯正で頬こけを治す

改めて頬こけと機能矯正について考察する。

 

2022.07.加筆

当院への御来院の動機のおおきな命題である「頬こけ」に関して古い記事ですが最近の知見を加えて加筆させていただきたいと思っております。

今回は実際に頬こけを機能矯正で治した症例についてお話ししようと思います。

このブログをやりだして気が着いたのですが

「頬こけ」と言うワードは皆さんにとても響くワードのようです。今でもその傾向は変わりません。

そもそも頬こけというのは本来ならば矯正歯科治療の本編ではありません。

患者さんの気持ちに寄り添う

ケースを重ねてきて思うのは

単に医学的に治すということだけではなく

ほんとに治ったと思っていたたくためには
患者さんのお悩みに寄り添っていくことが何より大事なんだ

いまさら気づかされているところです。

私はいつもかみ合わせを治すことによって諸種の健康を回復することに夢中になっているので顔貌の改善は結果として付いてきているので意図的に顔を治しているわけではありません。

しかしながら

きれいに治って歯並びが並んだということよりも

毎日鏡を見たときに思わず笑ってみたくなるような表情であることが

じつは何より大事なんだと思うのです。

機能矯正を誠実に実行していると頬こけが治っている症例を良く見かけるようになっています。

「頬こけ」に関して皆さんの関心の深さには最近夙に驚かされているところであり

機能矯正治療では必然的に起こる治療結果ですが

こんなにお悩みの方が多いのであればさらに治す技術を高めていくことが必要なんだろうと

認識を新たにしているところです。

今でも変わらない頬こけのお悩み

最近来られた患者さんでも抜歯矯正の頬こけを含む後遺症に悩まれ

初診時には涙ぐまれていた方が

当院の機能矯正治療で回復されて会心の笑顔を見せていただいたとき

術者としてもとても感慨深いものがありましたし

こんなに苦しまれていたんだと自分の仕事の意義について改めて考えさせられました。

「頬こけ」の改善も機能矯正の一つの使命として取り組んでいこうと思っております。

そこで今回は症例を振り返りながら

頬こけの原因となんで私の治療で頬こけが治ったのを検討してみたいと思います。

抜歯矯正の頬こけを機能矯正で治した症例

この方はっきり頬がこけているわけではありません。

何故かと言うと

まだ矯正治療が途中だからです。

しかし治療途中でどうしても具合が悪いと訴えられても

主治医からは

最後まで治せばすっきりしてよくなる

と繰り返し言われてきいてもらえなかったそうです、

はっきりいいますか゜

治療の途中で具合の悪いものは最後まで頑張っても治らない

2022.07現在この意見に変更はありません。

とくにほほか゜こけるということは口腔ないの体積が減じているわけで

当然舌の大きさと口腔内のおおきさにアンバランス化生じます。

外見より深刻なのはこの舌が居所を失うし言う現象で

これは深刻な不定愁訴のげんいんとなります。

しばしば初診の問診時に泣きだされる方が結構いらっしゃるのは

この不定愁訴がとてもつらいからなんだと思います。

さてお口に戻りますと

3番が4番の位置までキックバックされているのが分かると思います。

この時点であまりに具合が悪いので思い余って当院を訪ねてこられたのですが

もし前歯がリトラクトされていたら

さらにひどい頬こけを起こしていたでしょう。

先ほどの方のように再起不能級の障害が起きたかもしれません。

また、ここで矯正医に具合か悪いことを伝えると

たいていの場合

「治療が最後まですめば(スペースを完全に閉じてしまえば)すっきりと良い顔立ちになって不快症状も改善する」と言われます。

どう考えても嘘ですよね。実際そういわれて最後まで頑張った方が結局もっと悪くなって私のもとに来られるケースは後を絶ちません。

もちろんすべての方がうまくいかないということではありません。

しかしうまくいく人は治療がうまくいく人は

治療が進めば進むほど良くなっていくはずなのです。

写真下手ですね(;^ω^)

このような歯列の状態でさらに前歯を後方に閉じようとしていたわけですから

身体に良い訳がありません。

リカバー治療で頬こけも全身状態も治った

この方は幸い完治できました。

頬こけと言うより

肌の色つやが別人のようです。

何とかきれいにまとまりましたが

正直抜かない状態から治したかったと言うのが本音です。

抜かない状態から治せば

最後に少し残ってしまった頬こけも起こすことはなかったと思います。

この方は矯正治療終了後ご結婚されお子様もお生まれになり充実して生活しておられます。

 

初診の状態で頬こけだった症例

真正の頬こけを治した例

この方は機能矯正を始めて間もない患者さんでしたが、この患者さんを完治に導けたことが
現在わたしの臨床の主力になるきっかけとなった思い出深い症例です。

そしてその後たくさんの類型がの症例がでているので

この結果は機能矯正では普遍的なものなんだと考えています。

さてここまでは4抜歯による頬こけでしたが今度は

真正に頬こけ

を治した例について述べたいと思います。

まだ若い方ですので目立たないと言えば目立たないですが

こうしてみると頬こけを起こしています。

下口唇の下側に鋭角なくぼみができでいます。

これは上顎前突の方の典型的なものです。

頬こけを起こす上顎前突

この方の頬こけの原因は

実は狭窄歯列による上顎前突なのです。当然狭窄歯列では頬がこけます。

歯を治せば頬こけも治るわけです。

余談ですが

では単に拡大だけすればよいかていうと

じつはそうでもないのです。

最近あまり聞かないような気がしますが

一時拡大床矯正というのが流行りまして

これはほとんど単純に拡大床装置で横方向に拡大する

というもので

たまにそれだけでもまあまあ改善するケースもありますし

歯列の拡大というのは機能矯正の主要な構成要素ではあるのですが

たんに拡大しているわけではない

というのが機能矯正の妙味で

拡大とあわせてじつはいろいろなことをやってるわけです。

きれいに治すにはまず正しい方向性を見極める

つまりは多々しい診断が何より大事ということになります。

おっと

横道にそれました

上顎前突の治療で頬こけも改善した

狭窄歯列は改善しました。

お口の中が広くなって快適に暮らせるようになります。

横顔を見ると先ほどの下口唇の下側の窪みは消えています。

頬はふっくらとして頬こけは改善しています。

 

このような治療は機能矯正の最も得意とするところです。

手探りでやっていたなー

という記憶がよみがえってきましたが

技術的なアドバイスを受けながらも大半は最初の診断から導き出された方向性と

自分の歯科医としての経験値

補綴的な知識

そしてなによりこの人がこうなればよくなるはずだという直感と熱意が

ファーストケースを成功に導いたと思っています。

いまでは技術的にも洗練され

経験値も上がりましたので

今のほうがもっと手際よく治療できるものと考えておりますが

それでも今でも変わらないのは

この方が良くなって

幸せそうに笑っておられる

明日のその方に会いたいという

機能矯正医としての思いです。

いいんですよね治った方の笑顔というのは。

 

素敵な笑顔と出会えるのが機能矯正の喜び

 

このような笑顔が見たくて

機能矯正に精進していると言っても間違いないと言えます。

 

 

検索を逆引きすることにより

「頬こけ」に悩んでいる方が意外とが多いと言う事を知りました。

私にお任せいただければ

たいていの頬こけはこのように治すことができます。

会心の笑顔で笑ってみたい方は一度お尋ねください

今見ても胸のすくような症例です。

このような形態のかたは今やっても同様の効果がえられています。

実際にお見せできればいいのですが最近はなかなか写真の使用の許可がいただけないというのが現実であり

御来院いた炊ければ保存してある症例をお見せてせきますので

お悩みの方はご相談ください。

4番抜歯矯正をした際の顔立ちの変化について

4抜歯矯正を受けた人の感想

SNS等でよく
「矯正治療で頬がこけた」
「顔だちが貧相になってしまった」
とか逆に
「歯並びがきれいになってきれいになった」
などという書き込みを良く見かけます。

これは4抜歯矯正を受けた人のスレッドです。

 

4抜歯矯正をすると一般的にどんな顔になるか

では4抜歯矯正をすると一般的にどんな顔になるか。
一番典型的でわかりやすいのは、フィギアスケートの宮原智子選手のお顔ではないでしょうか。

宮原智子選手の矯正後

何枚か拝借してきましたがいかがですか?
これでどう思われるかは皆さんひとりひとりの価値観ですから良いとか悪いとかは言いません。
確かに歯はきれいに並んでいます。

でもねぇ・・

宮原智子選手が抜歯矯正をしなかったらどんな顔だったかは、今となってはわかりかねますのでそれが良かったかどうか自体が判断しかねます。

宮原智子選手の矯正中

これは矯正途上の写真でおそらくこれから抜歯したスペースを閉じていくところだと思われますが、自分の個人的感想を言えばこの時の笑顔のほうが好感がもてます。

これを崩さずに矯正できなかったのかなぉと言う感想を抱きます。

篠原ともえさんの歯科矯正

矯正前の篠原ともえさん

さて矯正後顔の変化と言う事で私がとても強い印象を受けた方がいます。

昔バラドルとして一世を風靡した篠原ともえさんです。

その頃は個性的なファッションと八重歯、うるさいほどに元気なキャラクターが売り物で大人気でしたが気が着くと全く姿を見なくなって

(台湾事件がきっかけと言われています。)

ある日矯正治療をして別人のようになって出てきましたが、ただデザイナーとしての才能は本物のようで衣装デザインなどを手掛けられ、そのつながりか単発のゲストとしてちょいちょい見かけるようになっています。

これが昔シノラーとして大人気だったころの写真です。

確かに歯並びは悪いですがそれが何?と思わせるほどの明るさのオーラが湧き出ていると感じます。

矯正後の篠原ともえさん

そしてこちらが最近の写真です。

きれいになったという評判もあり見方によってはそうも見えますが、昔持っていたオーラはすっかり消えています。
またこれ40代後半だったら確かに歳相応と言えると思いますが30代半ばとしてはどうでしょう?

この写真はライトのエフェクトが出て特徴をよく表していると思われる写真ですがしわが深いんですよね。

また写真はほとんど公開されていませんが横顔を見ると中顔面の委縮が痛々しいほどと観察てきて、これでは先ほどとは別に「歯並びがいいから何?」と言いたくなるほどと思います。

矯正後の篠原ともえさん②

ところで次の写真をご覧ください。

向かって右側の糸切り歯が変じゃありませんか?

なんと「つけ八重歯」です!

せっかく八重歯を取りたくて矯正をしたのにまた八重歯を着けるとはどういうことでしょうか?

八重歯が似合う日本人

日本人の丸っこい顔には八重歯がとても似合い、可愛いという代名詞が八重歯と重なっているほどです。

西洋人は八重歯を忌み嫌うのですが、西洋人の歯列と言うのはいわば横幅が狭く縦に長いものが多く八重歯になってしまうと悪魔顔になってとても怖い顔になってしまうのです。

ですから西洋で生まれた4抜歯矯正は抜いた4番の位置に糸切り歯を引き込むと言うことが技の基幹になっています。

ところが日本人の歯列はどちらかというとおわん型で、八重歯になる人は糸切り歯の位置は正しいのにその他の要素で歯列不正を起こしていることが多いのです。

このかわいいと思われる位置にあった糸切り歯を4の位置まで下げてしまうと顔の印象が極端に変わってしまいます。

一般的には最初に出した宮原智子さんのような顔になります。

4抜歯矯正をしたい方は矯正で別人になりたいという希望の方がいると耳にしたことがあり、確かに過去を捨てて別人として生きたいなら4抜歯はありかなとも思います。

当院の機能矯正

機能矯正ではその人の顔立ちは「より自然になる」ので別人にはなりません。

いわゆる非抜歯矯正は6番を後方に押し下げることが多いのでまた別の変化が起こりますが機能矯正とは治り方が全く違います。

何を選択されるかは患者さんのご希望次第です。

この記事の目的は抜歯をしたときには何が起こるかということを皆さんにお知らせするのが目的ですので、それを選ばれるか選ばれないかは皆さんしだいということになります。
ちなみに機能矯正後はこのように変化します。

ご参考まで。

当院の機能矯正治療(矯正歯科)の詳細はコチラ

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頬こけが治る機能矯正(機能矯正を頬こけから解説する)

機能矯正を頬こけから考察する

女性にとって「頬こけ」は深刻な問題のようです。

検索キーワードで見ても

実際のご相談内容からも頬こけが多いと言う事実があります。

確かに頬がこけていると表情が暗くなりますし

どこか貧相な顔立ちになってしまいます。

ご相談の割合から言ってもかなり多く見られますので

機能矯正で頬こけは治るのか

それに伴って機能矯正とはどのような治療なのかを解説してみようと思います。

 

 

頬こけはなぜ起こるか

 

なぜ頬こけになるのか?

頬こけにもいくつか種類があります。

上顎の狭窄歯列

 

一番多いのは上顎の狭窄歯列です。

この場合前歯の前突感を伴う場合が多いです。

側貌計測では歯は正常被蓋であるのに上顎発育不全である場合が多く

隠れ反対咬合のような場合も見られます。

隠れ反対咬合は単純に歯列を側方拡大すると反対咬合が顕在化してしまう場合があり

治療には注意が必要です。

上顎そのものが小さいこともある

もちろん上顎全体が発育不全の場合にも頬こけを起こします。

この場合はひたすら全方向への上顎の発育促進をおこないます。

 

同じ頬こけでも治し方が異なります。

これを見抜けないで単純に歯列を広げると思いもよらない事が起きてしまいます。

これは実は見抜くのが非常に難しい。

上は頻繁にお見せするビムラー分析ですが

上顎がどのようになっているかはこの分析でなければ

分からないことがほとんどです。

とくに

一見出っ歯らように見えるのですが

分析してみると上の顎は小さくて

ところが下の顎はさらに小さいため

出っ歯に見えているということがあるのです。

この場合出っ歯を治そうとして上を縮めてしまうと

症状をさらに悪化させる場合が多いのです。

 

矯正治療による頬こけ

100%ではありませんが4抜歯矯正も頬こけを起こします。

頬がこけていい感じになる人もならない人もいます。

例えばトム・クルーズや蒼井 優さんは抜歯矯正をしています。

上のず

スケルタルダイアグラムと言いますが

抜歯をして治るのは

主にⅡAとBRの場合です。

特にアベレージラインより顎が小さい場合には

抜いてはだめです。

本来はうまくいく人と行かない人を見極めて抜くか否かを決めるべきですが

うまくいっていない方も多いようです。

このばあいは 歯列の縮小均衡を取っているのですから

当然軟組織側は余りが出るので頬がこけます。

しゃくれ顔による頬こけ

頬こけが所謂しゃくれを伴って起きる場合もあります。

上顎の大きさが正常なのに下顎が大きすぎる場合です。

スケルタルダイアグラムⅢBの場合です。

これは治しにくく最悪手術になるケースもあります。

手術になるならなるで止むを得ないわけですが

最初から言われれば納得できても治療が行き詰って手術と言われれば患者さんとしては納得いかないでしょうしこちらも信用を失ってしまいます。

良くないなら良くないと最初の段階で見極めないと後々双方にとって芳しくないことになります。

美人顔も時代しだい

しゃくれを逆手に取る女芸人さんたち

ところで

最近容姿が良くないことを逆手にとって売り込んでいる女性の芸人さんがみられます。

この人たちの多くに共通していることはしゃくれ顔が多いということではないでしょうか。

しゃくれ顔=陥凹型顔貌では上顎が顕著に後退して見られ、反対に下顎が前突して見られます。人によってはこれを頬こけとしてとらえている方もいるかもしれません。

しゃくれが欠点だとは思いませんがあえてそこを強調することによって人気を得るというのはなかなかの策だと思います。

現代日本は丸っこい顔が美人

逆に前突型顔貌、横から見ると鼻の部分が高く見える顔貌の人は一般的に美人と呼ばれている人が多いように思われます。最近人気のある女優さんはほとんど、程度の差こそあれ前突型顔貌のように思います。

前突型の場合は頬はこけて見えませんからあるいは頬こけを治したいという方は前突型顔貌になりたいということなのかもしれません。

 

現代の日本では丸っこいものをかわいいと称する傾向にあります。

しゃくれ顔あるいは頬こけ顔は丸っこくは見えませんよね。

丸に目鼻を付けると側貌は前突型に見えると思われます。

 

江戸時代はしゃくれが美人

現代のと言いましたがこれは時代の変遷による物で

江戸時代は逆にしゃくれ顔が美人だといわれていたというのは

有名な話です。

浮世絵の美人画と言われるものに描かれている人がみなしゃくれ顔なのは

たまたまではなくそれが美人のフォーマットだったからです。

余談ですが僕が高校から大学生くらいの時は

シャツの裾をズボンの外に出す、というの当たり前のことでした。

ところが最近ではズボンの中に入れるのか主流になっているのだそうです。

昔はシャツをズボンに入れていたら下手をしたら変態扱いされたものです。

美意識というの世に連れ時に連れ変遷するもので

もうしばらくするとしゃくれが美人という時代になるかもしれませんね(笑)

 

治しにくいロングフェイス

あとロングフェイスという顔が天地に長く伸びてしまっている人。

たまに見かけます。

これは不正咬合のほか「口呼吸」による影響と言われています。

口呼吸は口腔乾燥を伴い歯も虫歯になりやすくなりますし

上気道と呼ばれる呼吸の入り口も感染しやすくなります。

また

小顔全盛の今ロングフェイスはちょっといただけないかもしれません。

頬こけを気にしている方は少なからずロングフェイスの方が多いように思われます。

 

ロングフェイスは一度なってしまうと完全に治すのは難しいです。

 

ロングフェイスはもちろん頬こけを伴います。

これを防ぐためには成長期に入る前に上顎を充分規定量まで育てておくことと

口呼吸を阻止することです。

機能矯正で頬こけを治す

さて頬こけと言ってもいろいろな容態があるとお話してきました。

 

共通して言えることは上顎が小さい場合は頬がこけるということです。

上顎骨の成長は止まるのが早い

実は上顎骨は4歳児で成長が70%終わっていると言われています。

矯正治療は糸切り歯が出てから診断する

というのは一般的に矯正医に行くと言われることですが

機能矯正的な見解からすると

間違いと言えます。

分かりやすく言うと

歯列矯正は歯が生えなければ治せないが

機能矯正はそもそも歯が正しい位置に生えてくるようにするもの

だからと言えます。

そもそも小学校低学年で歯がちゃんと生えてこない

というのは顎骨の発育に問題があるからです。

それをそのままにして成長させてしまえば治療しようにも

並ぶものも並ばなくなってしまいます。

 

下顎骨は12歳から14歳ころに起こる成長期に身長が伸びるにしたがって

大きくなります。

糸切り歯が出てから歯列矯正をするという考えは

確かにその通りです。

12歳ぐらいでちょうどいいかみ合わせにすると

育つのつれて問題が発生するのも事実です。

小学生のうちはバランスの取れた顔立ちだったのに中学生になってしゃくれ出したりするのはこのためです。

成長による変異を見越して治療をする

私は子供の矯正治療をするときに一応小学校卒業時にブラケットが外せるというのを目標にしていますがこの成長による偏位を頭に入れて、いわば偏差射撃をするような治療をしています。

この過程が成功すれば頬こけにはなりません。

ここは私の経験がなければできない当院のオリジナル治療ということができるでしょう。

成人機能矯正でも頬こけはなおる

また成人の場合もすべてではありませんが

ビムラー分析をすると

多くの方は上顎に拡大方向の治療をすると言う診断結果がでます。

だからといって

やみくもに拡大床をいれてはいけません。

最近少ないようですが

何でもかんでも横方向の拡大床

を入れると言うなんだかわからない矯正が

一世を風靡したことがあります。

これは弊害が大きくしかも治しにくいというとくちょうがありました。

しかももともと安いのが売りだったので

改めて再治療にお金がかかると言うと治療を断念される方も多かったです。

機能矯正でも拡大作用のある装置を使いますが

これはさきに申しましたように複雑な分析をして

その結果多方向に拡大をしています。

その結果頬こけも完治して

きれいな顔立ちになることが多いのです。

頬こけのみに着目して治療をしているわけではありませんが

上顎を拡大方向に治療すれば当然

頬こけは治ります。

 

まとめ

さて今までのことをまとめますと

 

頬こけはいろいろな要因で発生するが根本的には

上顎骨が絶対的または相対的に小さいことによって発生する。

 

ということです。

 

ですから上顎にアプローチする場合はなるべく年齢が若いうちに着手したいです。

 

また頬こけが気になっているなら4抜歯矯正はより悪化させてしまうので

避けたほうがいいです。

縮小均衡でもよい場合もありますがもともとある種萎縮によって起こっている頬こけは

縮小すれば悪化します。

 

機能矯正は成長不全を取り戻すことが主作用ですから

頬こけを治したいならうってつけと言えるのだろうとも思います。

3500

抜かない矯正でゴリラになるって本当?

 

抜かないと出っ歯になるはお決まりの脅し文句

2022.07.16加筆

 

 

抜かないと出っ歯になる
抜かないとゴリラ顔になる
抜歯矯正を受けたまたは相談に行った方は一度はこの決まり文句を聞かれたことがあるのではないでしょうか?

ゴリラとはつまり

歯が前に出すぎてしまい上の歯も下の歯も出てしまう

口がゴボるということです。

 

歯並びが悪い場合歯が基底となる顎骨より歯がはみ出しているから並ばない

というのはほぼどの方でも間違いありません。

歯並びを治すためには歯が並ぶ基底と歯の大きさを合わせなければ並ばない

それは物理的に明らかです。

問題はその物理的スペースをどのように確保するかということなのです。

歯並びを治すのかかみ合わせを治すのか

そこでどうやってスペースを空けるか

一つは歯を抜いてスペースを空ける

いわゆる抜歯矯正となります。

抜歯矯正の場合

当然歯を抜けばスペースはできます。

抜歯矯正も終了直後はとてもきれいに歯が並んでいます。

歯を抜いてスペースを確保した後はいかにその位置に歯を移動させるか

歯は倒す、起こすと言った傾斜移動は簡単にできるのですが

歯を水平に動かす水平移動はなかなか難しい。

その為矯正専門医はこの水平移動のテクニックを磨きます。

そしてすべての歯をまっすぐにして水平移動をして模型のように

きれいに並べるわけです。

歯をまっすぐにするのが抜歯矯正の主な目的です。

確かにゴリラにはならないんですけどね。

非抜歯矯正の場合

では抜かない矯正はどうなのでしょう

抜かないで歯が並ぶスペースを空けるには

どうにかして場所を確保しなければなりません。

一番一般的には

6番をつまり第一大臼歯を後ろに送り込むことによって

前側のスペースを作るのです。

デイスタライズというテクニックで

デイスタライザーとかペンデュラムとかという装置が良く使われています。

これをしないで

は曲がっている歯に強引にブラケットを接着してまっすぐにしようと思えばできます。

ところがそもそも場所が足りないのですから

歯は場所を求めてずれます。

歯が動くときは歯根の表面積が少ない歯が動くので当然前歯が動きます。

するとよく聞くゴリラ顔になるというわけです。

 


もちろんこのことはよく理解されているわけですから

初期の非抜歯矯正ではともかく

すぐに6番の後方移動というテクニックが応用され

この場合も後述のような問題が起こるのですが

とりあえずゴリラになることはありません。違うことがおこります。

 

 

何故でしょうか?

 

 

当院の患者さんは一人も出っ歯になっていない

当院で矯正治療をされている患者さんの一割程度は抜歯矯正の不調を訴えた方の再治療です。
皆さん言われるのは説明を受けた際に「抜かないと出っ歯になってゴリラのような顔になる」と脅されたそうです。
ところで当院の治療例の方はほぼ全員抜いていないのですが出っ歯になっているでしょうか?
うまく行った人だけを出している?
疑問に思うなら残りすべての症例をお見せしますからどうぞおいでになってください。
当院の症例で抜かずに出っ歯になった人は一人もいません。

初診時は口唇が閉じても前歯が飛び出していました。

治療完了後、口唇はきちんと閉鎖して全体にいい感じになっています。

 

機能矯正を手がける前は

 

機能矯正を手掛ける前は

矯正した人は歯が悪いなーっというのが臨床をしていての実感でした。

私はもともと矯正と言う治療に懐疑的でした。
というのも歯科医になってから矯正治療後の患者さんを何人も診たのですが
みなさん何かしら矯正をしたと言う事による不具合を抱えておりました。
これならもともとの歯並びの方が良かったんじゃないか?
いつしかそう思うようになりました。

矯正しないと歯が無くなっていく

しかし臨床を重ねているうちに
歯並びの悪い人は中年期以降どんどん歯が無くなっていく、と言う事に気が着きます。
補綴をやってみると分かるのですが歯ならびの悪い人の前歯に前装冠をいれると咬みあわせの調整にものすごく時間がかかります。
模型上でどんなに良く調整しても口の中に入れるとなぜだかわからないけど高くて咬めないのです。
つまり歯並びの悪い人では咬みあわせ軸が多方向に発生し制御不能な不正な力が
歯に入り続けてしまうのだろうということが推測されました。

つまり機能がおかしいののです。

歯並びが悪いのも個性のうち
なんて考えていたのですが経験を積むとやはり歯は補綴学的に正しい位置にあるべきだ

歯がまっすぐに並び

上の歯は下の歯をカバーして

歯の頭と溝がかみ合っている。

これが正しい安静位置でのかみ合わせです。

機能を治して少しでも長い間自分の歯で噛めるお口を実現しよう

と考えが変わってきました。

 

何故かうまく行っていない矯正治療

しかしながら学校で習った4番を抜いて矯正をする
という手法で治療した患者さんがみな正しいかみ合わせになりハッピーに暮らしているかというと「そうでもないぞ」というのが臨床していての実感です。
何がダメなのかに関しては以前の投稿で詳述してありますのでそちらを見ていただくこととして
実践面では口の中で二か所だけ動かしてはいけない
あるいはこれだけは正しい位置になければならないアンカーのような歯があるのではないかと考えていました。
それは3番つまり糸切り歯と6番、第一大臼歯の二か所です。

 

八重歯は天性の授かりもの?

不思議なことにひどい八重歯の人を治す時に飛び出している糸切り歯は歯列からは飛び出しているもののお顔の状態を見るとちょうど良い位置にある人が殆どと言う事に気が着きました。八重歯がかわいいのはこのせいだと思われます。
またよほどのことがない限り
6番つまり第一大臼歯は良い位置に萌出していると言う事にも気が着きました。
たまに異所萌出していることがありますがこれは超難症例になります。
つまり6が正しい位置にあることを確認すればあとは3を基準に歯列を整えるときれいなかみ合わせが完成することとなります。

糸切り歯を動かさなければ出っ歯にならない

言うのは簡単ですが実践するのはとても大変ですよ。

そこをうまいことやり切るのが機能矯正の妙味なわけです。
この基準で治す限り抜かなくても出っ歯になることはありません。
良く歯並び咬みあわせは生まれ持ったものと言われることがありますが
私に言わせれば「糸切り歯こそ、その人の個性」なのです。
ですから仮に4を抜いても糸切り歯の位置が変わらなければ何も問題は起こりません。
4をぬいて糸切り歯を後ろにひっぱるから不快症状がおこるのです。
逆に4を抜いたスペースを作るために3を前に送り出せば
当然出っ歯になります。またゴリラのような顔になります。
抜かないと出っ歯になるは一面真実でもあります。
それは「そのような矯正をしてしまえば」という前提条件のもとです。
「抜かないと出っ歯になると言うのは嘘」
と書きましたが正確に言うなら
「私が矯正すれば抜かなくても出っ歯にはなりません」
と言う事です。

 

6番を後ろに送ってしまう「非抜歯矯正」で起こること。

一般に「非抜歯矯正」と言うのは6番を遠心移動
つまり後ろ側に送り込んでスペースを作ると言う手法を取ります。
これはアメリカで開発された技術なのですが
白人の顔と言うのは前後方向に長円形をしています。
つまり前後方向に大きさの余裕があるから6番を遠心移動つまり後ろ側に送り込んでも
問題は起こりにくいのですが
日本人の顔はまん丸でしかも上あごは計測してみると小さい人が大変多いのです。

スケルタルダイアグラムという

かみ合わせのバリエーションの概念図ですが

上の矢印が上の顎の位置

下の矢印が下の顎位置

右側の弧状の曲線が顔の前面の位置です。

左上の角にある場合が正常で

そのほかは何らかの不正咬合があった場合です。

上の矢印が前にあれば出っ歯

下の矢印が出ていれば反対咬合になります。

このうち

日本人に多いのは右下の枠内の左側

上も下も小さすぎるというケースなのです。

このケースでは抜歯をしたしまうと

小さな顎に小さな歯列を作ることになり

歯は並んでもそのほかのたくさんの問題が起こる場合があります。

またゴリラになるのはその隣の

上も大きい

下も大きい

と言ったケースです。

元々がこの状態であれば抜歯をしても6を後方に送っても問題ないようです。

ようですというのは

私は矯正を始めてからこの上も下も大きいというケースの方には

お会いしてことがないからです。

全ケースの9割がたが上も下も小さい方です。

それだけ日本人と抜歯矯正が

相性が悪いといことなのでと思っています。

非抜歯矯正は4抜歯より予後が悪い場合がある

先ほど6番と3番は動かしてはいけない
と言いましたが
最悪なのは6番を過剰に後ろに移動してしまう事で
しかもその前はそもそも小さすぎるわけですから歯はならんだとしても
とても奇妙なお顔になります。
ちなみに4抜歯矯正の再矯正はようやく最近できるようになりましたが
6番を後ろに送ってしまった矯正の再矯正は
いまだ手法が見当たりません。

6を手前に引く手法がないからです。

 

3を前に送ればゴリラ6を後ろに送ればカッパ

いぜん非抜歯矯正の権威が業界雑誌にケースを出していましたが
どの患者さんも何故か「カッパ」のようなお顔になってしまっていました。
また最近着手した患者さんが非抜歯矯正の医院で症例を見せてもらったところ
「なんだか出っ歯になっていて」
と当院に来られた方がいました。

その方もなんか不自然で河童っぽい感じでした

つまり普通の着想で非抜歯矯正をすれば
ゴリラになるか、カッパになるか
この二つの選択肢となるということです。

 

 

機能矯正ではゴリラにもカッパにもならない

機能矯正ではこのどちらも起こりません。

なぜなら私の機能矯正はそもそも着想が違うからなのです。

先ほどのダイアグラムで言えば基底の顎骨を整えて

左上の正しいかみ合わせに近づけるという治療をするからだと考えています。

もちろん治り方は個人差があり必ずしも100点満点になるわけではありませんが。

他の矯正と同じなのは
歯を真っ直ぐにするときに使うブラケットだけ
とも言えると思います。

3番と6番を正しい位置に導き
歯をきれいに整えると
ホームページでご紹介している症例のようなとても柔らかい良い表情の笑顔が生まれるわけです。

 

 

矯正治療で顔が変わる

歯並びを変えると良くも悪くも顔が変化する。

皆さんは矯正治療で顔が変化すると言う事実をご存知ですか?

矯正治療できれいな歯並びになって顔だちもよくなるかと思いきや
頬がこけてしまい・・
などと言うお嘆きをよくネット上の投稿で見かけます。

4抜歯をするとなぜ顔が変わってしまうのか考えたいと思います。

4抜歯をしてもあまり顔が変わらない方もいます。

逆に極端に頬がこけてしまう方もいます。

抜歯矯正をされている先生は
よく
抜歯をしないと歯が口から飛び出してゴリラのような顔になる
と脅されますが
うちの症例を見ていただければわかるように
抜かなくても顔がおかしくなることはありません。

どう変わるかは治療次第

もっとも他の非抜歯矯正ではカッパのような顔になった人を観測していますから
何が何でも非抜歯ならいいとも言えないようです。

 

さて

それでは次の写真をご覧ください。

抜歯矯正後の患者さんの口腔内写真です。

素晴らしい仕上がりです。

それもそのはず

この方は某歯科大学の矯正科で

れっきとした矯正専門医が治療した患者さんです。

これはスケルタルダイアグラムと言い

私たちが機能矯正の診断をするときの基本的考え方を示しています。

作ったのはヨシ・ジェファーソンというアメリカの機能矯正医の先生です。

本来はジェファーソンアナリシスという分析方法の一部なのですが

この図は普遍的に利用できるもので

ビムラー分析の応用版なので矛盾しているところもありません。

機能矯正では最初の分析でこのスケルタルタイプを見極めて

治療方針を決めます。

左上のコマのものが正常骨格

上の矢印が上あごの位置あるいは大きさ

下の矢印が下あごの位置あるいは大きさです。

上が出ていればいわゆる出っ歯ですが

出っ歯にも3種類のバリエーションがあるのがわかると思います。

このバリエーションにより治し方が全く異なるわけです。

同じ治し方をしていてもうまくいく場合と行かないばあいがあるのは

このバリエーションを考慮せず同じ手法をとるから起こるとも言えます。

さきほどのかたではありませんが

抜歯矯正を終了した方の典型的なお顔です。

悪いとは言いませんが

なんというかこの深いほうれい線は何なんでしょう?

ほうれい線のお悩みは40代以降に発生するものですが

まだ肌のの色つやの良い20台で起こってしまうとじたいは深刻です。

ま、若いうちは皮ふのハリでなんとかなるものではありますか。

さて

さっきは良いかみ合わせと言いましたが

もう一度歯の写真をご覧ください

犬歯の頭そしてその後ろの歯が

ほとんど平らになってしまっていると思いませんか?

上下とも奥の歯が

極端に擦り減っています。

左側の上の歯列の向かって右側の奥から二番目の歯

実はセラミックのインレー(歯の詰め物)がしてあるのですが

何回やっても欠けてしまうとの事。

あきらかに顎運動と

歯の咬みあわせが食い違っているのです。

歯がどんどん擦り減ってしまってセラミックインレーも割れてしまうし

歯の外側のエナメル質が抜けしまって中の象牙質が出始めてしまっています。

これは50代の患者さんではよく見られることですが

この患者さんはまだ20代の後半です。

たいてい矯正の術後写真は口腔内だけで

お顔の写真が出ることはありません。

出せないのです。

また

撮影するのはワイヤーを外したその日に撮るので

この写真のようにいろいろな不具合が起きる前に撮ってあるのです。

私と矯正歯科との出会い

ここで私が矯正の研究を始めたきっかけをお話ししましょう。

以前も他のブログで書きましたが

私は歯医者の技術の中で個々の歯をしっかり治す

保存と言う分野が好きで

大学の保存修復科と言うところに研修生として残りました。

そこでは来る日も来る日も

歯を削ったり詰めたりしてるわけです。

個々の歯をしっかり治して積み上げて行けば

自ずとその人なりの咬みあわせになるだろう

と言うのが当時の私の考え方でした。

矯正治療はそもそもその人が成長の過程で獲得した歯と顎運動の調和を崩してしまうので

あまりやるものじゃないだろう

と考えていたのです。

 

ですからその頃は

どうしても矯正がやりたいと言う患者さんは

矯正医に紹介していたのです。

ところがある日、変なことに気が着きました。

矯正医に送った患者さんが誰も返信されて来ないのです。

まあそのうち矯正治療完了の報告とともに帰ってくるのだろうと思っていましたが

ついに矯正に送った患者さんが返信になることはありませんでした。

また、臨床を重ねるうちに

抜歯矯正をした患者さんに

いろいろな不具合が生じていることにも気が着き始めます。

要するに返信しないのではなくて

できないのだと思うようになりました。

 

その一番の原因は

顔だちの変化でしょう。

 

顔だちの変化とスケルタルダイアグラム

前回書いたグラフ

ジェファーソンアナリシスから作られた

スケルタルダイアグラムを思い出してください。

上の分析図はビムラーの分析のトレーシング図です。

日本人の分析をすると最も多い典型的な

上下顎劣成長つまりBRの分析結果となります。

キモは右側の顔全面に一本上から下にまっすぐな線が引いてありますが

この線をマクナマララインと言い上顎と下顎の

位置関係を調べるために使っています。

上顎の前縁かこの線上にあれば上顎の位置は正常ですが

この方のようにずっと後方にある場合は成長に何らかの問題があるということです。

このとき上顎の値が基準線より大きければ

つまりタイプⅡAとタイプBPの場合は抜いても顔の形が大きく崩れることはありません。

この二つのタイプは矯正専門医が説明するように

拡大で歯を並べようとすれば

ゴリラ顔になります。この二つはアングロサクソンやアフリカ系の方に多く見られます。

日本人にはほぼ見られません。

日本人に多いのは子の症例の方のようなBRです。

 

成長したら育つんじゃないの、と思うかもしれませんが

上顎骨は4歳時点で成長の70%が終了しているので

成長期になって上顎が大きくなることはありません。

成長は下顎で起こるので

上顎が小さければ下顎の成長も抑制され

上下顎劣勢長つまりBRになるか

下顎だけが成長して反対咬合になるか

下顎は成長してかみ合わないので下方向に下顎が伸びてしまって

オープンバイトになる

だいたいこのような選択肢をとることになります。

ではBRの人を歯を抜いたらどうななるかお分かりですか?

もともと上顎は小さいのですから抜いてしまえばさらに小さくなります。

小さいために問題が発生しているのにそれをさらに悪化させる方向にもっていってしまえば

結果は最悪です。

 

それでは何が悪いのかというと

抜歯矯正は白人のための技術である

考えてみてください。

もともと抜歯矯正はアメリカで生まれました。

アメリカにはいろいろな人種がいますが

矯正治療が受けられるのは裕福な白人だけでしたから

抜歯矯正とはそもそも彼らのための技術なのです。

上の顎が基準を超えて大きければ歯を抜くのもありと思われます。

(いろいろ問題は発生しているみたいですが)

しかしそもそもBRのように上の顎が小さければ

歯を抜いてしまえばもっと小さくなってしまいます。

すると症例の方のように深い豊齢線と頬こけが発生することになります。

つまり抜歯をするから変な顔になるのではなくて

抜く適応症ではないから抜いたら変な顔になるのです。

4抜歯をするのがいけないのではなく

4抜歯の適応ではない人に抜歯をしてはいけないのです。

そして4抜歯の適応の方は日本人ではとても少ないのです。

 

また所謂非抜歯矯正で6を後ろにずらす治療をする方もいますが

これもBRでは悪化する恐れがあります。

 

抜く適応ではない方を抜いてしまうとこのようになる恐れがあります。

つまりはすべて診断しだい

診断で抜いてはいけない

と出ているのに抜いてしまうからおかしくなる

正しい診断をしてそれにしだがって治療をすすめれば

良い治療結果が出せるのです。

ご相談の時に必ず言いますが

分析はその後の治療方法を決定するための重要なものです。

矯正治療で遭難しないために

そして

山で遭難しているときに

自分が歩いている道が登っているのか下っているのか

基本的なことを確実に把握するために

そしてますます深い山に迷い込んでしまわないために診断を正しく行わなければなりません。

冒頭矯正治療をすれば

顔が変化すると申しましたが

それは当然のことで

なぜなら顔の下半分を形作っているのは歯だからです。

矯正治療をしすれば当然お顔は変化します。

歯並びは悪いが明るいいい表情

治療後、どう思われますか?

どちらがいいかは主観的な問題ですが

治療が終わって良くなっている方は

治療をしてとてもよかったと言ってくださいます。

機能矯正が良いと思うのは

良い顔立ちには良い歯列が裏打ちをしている

良い顔立ちにはム必ず正しい歯列が裏打ちをしている。

私が機能矯正がいい治療だと確信を持って進めているのは

たくさんの患者さんで確認しているこの事実があるからに他なりません。

以下の提言をエビデンスとしています。

歯科での防護衣の使用

気持ちの問題を考えての対応になっているようです。

Q.歯科のデンタル撮影やパントモ撮影で患者さんにエプロンをかける施設とかけない施設があります。患者さんの防護衣は掛けたほうが良いのでしょうか?
A.防護衣はビーム外の放射線や室内の散乱線からの線量を減らすことが期待されます。
しかし、この場合、防護衣の効果は小さく、放射線も小さいのでメリットはとても小さいと考えられます。

X線CT装置ではガントリからの散乱線が比較的大きいので積極的に利用している施設がありますが、それでも効果は限定的です。

歯科エックス線撮影における防護エプロン使用
についての指針
日本歯科放射線学会防護委員会
【はじめに】
歯科診療で一般的に行われる画像検査法は口内法エックス線撮影、パノラマ
エックス線撮影そして頭部エックス線規格撮影である。それぞれの撮影はその
撮影方法および撮影条件が異なり、患者被ばくの観点から同一に論じることは
できない。そこで、これら 3 種類の撮影法での防護エプロンの使用について個
別に指針を提示する。
なお、患者への防護エプロンの装着は、認識可能な防護手段であるため、し
ばしば論議の対象となる。しかし、患者には実際の対策として認識できない、
撮影条件の最適化等の防護エプロンより効果的で重要な防護手段が他に多くあ
ることは広く知られている。防護エプロンの使用は、他の合理的な防護手段を
講じてもなお防護の最適化の余地が残されている場合に、経済的かつ技術的要
因等を考慮した上で実施し得る被ばく低減手段のひとつと考えるべきである。
【それぞれの撮影法における防護エプロンの使用】
1.口内法エックス線撮影
口内法撮影では、フィルム(CCD、IP 等)を使用して標準的な全顎撮影を行
う場合、前歯・犬歯・小臼歯・大臼歯を 10~14 の部位に分けて撮影する。撮
影時の臓器線量は撮影部位とエックス線の照射方向(ビームの向き)によって
かなり異なる。特に、体幹部方向に照射される場合は重要臓器を含め、放射線
感受性の高い臓器が被ばくする可能性がある。したがって、照射野が十分に限
定されているとはいえ、撮影手技によっては防護エプロンを使用する意義はあ
ると考えられる。しかし、EC(European Commission、欧州委員会)のガイ
ドライン[1]では、必ず使用しなくてはならないとはされていない。防護エプロ
ンの装着は、患者の被ばく線量を低減するためというより、患者の心理面への
配慮のためと考えた方が適切である[2]。
2.パノラマエックス線撮影
パノラマエックス線撮影法は、上向き 5~10 度のスリット状のエックス線を
患者の頭部後方から入射させ、270 度程回転させて歯顎顔面部を走査し、その
展開像(総覧像、パノラマ像)を得る方法である。防護エプロンを使用しても、
実質的な患者の線量低減効果はほとんどないとされている[2]。一方、防護エプ
ロンを不適切に装着した場合、防護エプロンの像が下顎前歯部に重複し、再撮
影を余儀なくされる危険性がある。このため、防護エプロンは使用しない方が
良いと考えられている[1]。しかし、患者の心理面への配慮に基づいて装着する
場合もある。なお、いかり肩や極端に首が短い患者に対しては、防護エプロン
の装着によって撮影中にカセッテホルダが患者の肩に当たり、体動や装置の動
作停止を誘発する危険性があるため、装着の適否はより慎重に判断する必要が
ある。
3.頭部エックス線規格撮影
頭部エックス線規格撮影法は歯科矯正治療に必須の撮影法で、この撮影法で
は照射野を頭部・顎顔面部に合わせて設定する。防護エプロンの装着は、照射
野外の一部の臓器に若干の線量低減効果があるものの、患者の体内を透過する
散乱線には効果がないため、使用しなくとも特に支障はないと考えられる。
【ICRP の勧告】
放射線の利用に当たり、ICRP では 1990 年勧告(Pub. 60)、2007 年勧
告(Pub.103)で「行為の正当化」、「防護の最適化」および「個人の線量制限」
が体系化されている[3、4]。この防護体系の中で、患者の医療被ばくを低減す
るためには、まずエックス線撮影における正当化を行い、正当化された撮影に
関して最適化を行うことが患者防護の最も重要な事項と考えられる。

矯正治療は時間との闘い

コロナウィルスもオミクロンに置き換わったことが不幸だったのか幸いだったのかわかりませんが

感染者は増えるものの重症化する方がほとんどいないという状況になってきています。

感染対策もいろいろ検討される段階に入ってきました。

当院も基本的な感染対策は継続しながら診療時間、体制などピーク時より緩和して診療しております。

さて冒頭書きました

矯正は時間との闘い

と申しますのは

矯正治療は治るまでとても時間がかかるから

なのです。

また、いつ治療をやりたい

と思い立たれるのはその方その方によって異なると思います。

しかしながらこと機能矯正にかんしては

思い立たれてたその時が最も治りやすいと言えるからなのです。

何故なら成長は時系的に進行していきます。

症状は今日より明日、明日より明後日と徐々にではありますが

進行していきます。

そして治しにくさも徐々に徐々に増していきます。

歯並びかみ合わせにお悩みがあり

機能矯正のコンセプトが気になった方

どうか時期を逸さずにご相談においでください。

おひとりのケースの終了が一つの幸せの始まるであるように

常に心を込めて

日々診療を行っております。

最近の症例 その2

最近の症例をもう2例ご紹介いたします。

前回症例のご紹介をしましたが、作ってみて

やはり模型だけ、しいうのはあまりに臨場感がないので

今回はお口元のお写真だけお借りして紹介させていただきたいと

思います。

症例1

先天欠損で不正咬合になってしまったケース

よくある状態ですが口唇が閉じ切らず前歯が出てしまっています。

 

歯がどうなっていいるかというと

このような状態です。

クラウディングが強かったのでわかりにくいですが

左下3番が先天欠損です。

上下歯列の大きさが合わなかったため不正咬合となったのです。

 

下顎が小さいため上顎前突になっています。

そのため前歯が口唇から出てしまっていたのです。

 

 

意外とおもわれるでしょうが

上顎も発育が悪がったため上顎を発育させることから

治療をスタートしました。

その後下顎の先決部分を治しました。

さてどうなったかというと・・・

 

症例1治療終了しました。

 

このように治りました。

 

長期間上下の誤差があったためなかなか完璧な咬合とはなりませんでしたが

何とか許容の範囲に治りました。

約一年半の治療期間、料金は基本の機能矯正料金でした。

咬合面、側面観はこんな感じです

お顔の改善

何よりよかったのはこのお顔の改善です。

頬のあたりの改善が見て取れると思います。

これは最初に上顎を改善したため起きた改善です。

治療しないで過ごすのと治療後で過ごすのでは

いろいろと生活も変わるだろうと想像できます。

 

症例2

上顎発育不全のケース

見た感じはそんなに悪くありません。

かみ合わせはこんな感じです。

八重歯が顕著ですが

ご本人は最初治療に乗り気ではありませんでした。

こうしてみるとやはり上顎発育不全が不正咬合の原因のようです。

側面から見ると下顔面のボリュームが物足りません。

上顎発育不全の典型的な顔貌です。

この年齢からの治療となるとなかなか完璧とはいかないことが多いです。

骨格にゆがみが生じてしますためで

最終的には良くなるのですが

かみ合わせを整えてきれいにして骨格は治ってくるのを待つ必要があります。

さてこのように治りました。

症例2治療終了しました。

咬合面からみると悪くないです。

もう少し噛んでくれたらよかったという感じですが

ここからは保定しながら治るのを待つこととしました。

症例2お顔の改善

即傍観はわるくありません。

鼻の形。口唇の形が良くなっていると思います。

上顎発育不全を治療するとよく起こる変化です。

側面から見るとお顔の下半分のボリュームも改善しています。

鼻の形が良くなりました。

治療後のほうがいいお顔ですね。

治療にやはり2年弱料金も機能矯正の基本ルーティンでした。

ご本人も治療してよかったと喜んでおりました。

機能矯正の治り方

機能矯正では完璧なかみ合わせを無理やり作ることより

昨日正常咬合を取り戻すことに主眼を置いています。

正しい機能を取り戻せば

混み合わせんいい感じでその方のかみ合わせになっていくからで。

そのように治った歯並びは

自然でバランスの取れた顔だちを作るとともに

安定的な予後となるからです。

 

 

最近の症例ご紹介

最近終了した症例をご紹介させていただきます

最近終了した機能矯正症例のご紹介をさせていただきます。

ただコンプライアンスがありまして今回は模型だけのご紹介とさせていただきますことをご了承ください。

 

機能矯正ってどれくらい治るの?

実際奇麗に並べたいと思ったら抜くしかないんじゃないのっと思っておられる方も多いのではないかと思います。

 

日々治療に当たっていてどうしても抜かなければならないと思ったケースはほとんど記憶にありません。

日本人の場合不正咬合の原因はほとんどの場合顎骨の成長不足なのです。

ですから抜歯をして歯列を小さくすれば歯は並ぶのですが

小さな顎にさらに小さな歯列というダブルパンチになってしまい

それ故全体の機能バランスが崩れ

当院の新患の患者さんのおよそ5パーセントが抜歯矯正の再治療という事態になるわけです。

ちなみに

 

抜歯矯正の再治療はどうするの

 

かというご質問を受けることがあるのですが

結局は抜いたスペースを取り戻すということが大前提になります。

したがって抜いてしまった歯の部分は何らかの補綴処置が必要となります。

補綴の方法は主にブリッジかインプラントということになります。

以前抜いたスペースを取り戻すのが嫌という患者さんがいらっしゃいましたが

残念ながら治療をお断りいたしました。

抜歯がすべての場合で不要ということではありませんが

要はどのような機能的バランスがその患者さんにとって一番良いのかを探りあて

それに向かって治療を進めるということだと思っています。

さて最初のケース

極端な狭窄歯列です。

 

ひどい上顎前突でお口が閉じない状態でした。

特に上顎小臼歯間の狭窄がひどくこのまま育ってしまったら

と思うと背筋が寒くなりました。

このケースは典型的で大人になって成長が終わってしまってから

小臼歯を抜歯しても治せないのははっきりわかると思います。

それでは治療終了後はどうなったでしょう。

小臼歯間の拡大を行うというのが治療の主眼でした。

ただし単純な拡大床を使ってはいけません。

あくまでその人の持っているポテンシャルを引き出すというのが

治療を成功させるポイントです。

狭窄歯列を治すことによって押し出されていた前歯が口唇の力で押し戻されて

自然に位置で噛むようになりました。

下顎はほとんど拡大していませんが

上顎の軛が取れたことによってちょうどよいところに落ち着きました。

ワイヤーも使いましたが側方歯にはブラケットを着けない

ユーティリティアーチだけで治すことができました。

 

それでは次のケースです

咬合面からみると上顎3番下顎右3番が小臼歯に押し出されているようにも見えます。

ここから見ると第一小臼歯4本抜けば簡単に治りそうな感じもします。

横から見るといかにも寸詰まりの歯列です。前歯が立ちすぎているというのも治したいというご希望でした。

歯列に拡大は必要ないようです。

さてどうしますか。

このように治りました。

この方を分析すると所謂上顎骨発育不全だったわけです。

したがって当初の治療は上顎の前方けん引を実施しました。

典型的な抜歯禁忌症例です。

確かに抜歯をすれば歯は並びやすくなります。

しかしそもそもの原因が顎骨が小さいために起こっているわけですから

それをさらに収縮させるような治療をしてはいけないということです。

これは元々リテーナー制作用の模型ですからあまり良い模型ではありません。

ブラケットが着いた状態で印象をとって技工所で削って作ってもらっているからです。

申し訳ありません、これでお願いいたします。

歯列の大きさ前歯の角度などが自然に治っているのがこの模型でも観察できると思います。

口腔内が広くなったことによりいろいろよくなったと患者さんは大変喜ばれておりました。

この方は後半治療で全歯にブラケットを装着しました。

治療期間は1年11か月当初の印象よりかなり早く治りました。

最後に

さて、最近は公開することを前提に資料を集めていないので

お見苦しい写真であったことをお詫びいたします。

しかしながら機能矯正の効果はお分かりになっていただけたかと思っております。

歯並びかみ合わせのことでお困りの方がいらっしゃいましたら

まずは無料のZOOM相談から

お問い合わせお待ちしております。

 

 

 

 

子どもの矯正何をいつ始めるか?

歯列矯正では3番が出るまで待つのが常識?

矯正歯科の常識とは

子どもの矯正と言うと犬歯が生えてからするものと言うのが

歯列矯正の常識です。

これは大学の歯科矯正学の講義で散々聞きました。

ところがこの考え方だと「歯並びを悪くして」から

歯を並べると言う方法論となります。

確かに歯並びを治すならこの考えも間違いではありません。

しかし治すべきは歯並びだけなのでしょうか?

矯正治療は8歳まで待てはどうなの?

犬歯が生えるのは早くて8歳くらい。

上顎の犬歯は永久歯のいちばん最後に萌出すると言われていますから

すでにめちゃくちゃな歯並びになっている子をみすみす何もしないで

放置すると言うことになります。

なんなら3番は待っても永遠に生えてこないという可能性もあります。

2022年8月現在、高1になって上顎3番が左右とも乳歯のまま

という方の治療を進めています。

正直めまいがするほど大変です。

子供の矯正では何を治すのか?

なぜ歯並びは悪くなるか

ここで考えなくてはいけないことは

なぜ歯並びが悪くなるかと言うことです。

歯並びが悪くなるのは本質的には

歯が並ぶ顎の骨の大きさと歯の大きさがアンバランスだからです。

歯の幅径の総和より顎の骨の大きさが小さければ当然歯は真っ直ぐに並ぶことはできなくなります。

これはすべての矯正理論に通じています。

異なるのは

ではそれをどうやってただしいかみ合わせにしていくのか

という理論と手法になります。

機能矯正はどうやって治していくのか?

一般的な矯正では顎が小さいのだから歯を抜かなければ治らないと考えます。

または並べるために後ろの歯をさらに後ろに押し込んで場所を確保しようとします。

機能矯正ではまず歯と顎の位置と大きさを計測し

顎が小さいのであれば顎を育てよう

顎が正常なのに歯が異常に大きければ歯を抜こうと考えます。

たたしこと日本においては顎が正常な大きさなのに歯が異常に大きかったというケースは

ほとんど見たことがありません。

以前海外の講師の先生のセミナーでそのようなケースを見たことがありますが

アフリカの人でした。

歯並びは呼吸によっても悪くなる

また、子どもの矯正では歯並びに大きな影響を持つものがあります。

それが呼吸機能です。

 

不正咬合のタイプにもよりますが

子どもの不正咬合は口呼吸を伴う事があります。

または呼吸機能に問題があったから

不正咬合になるという場合もあります。

良く扁桃腺を腫らす子供は口呼吸があり

口呼吸になるとかみ合わせが不十分であり

咬合というのは機能することによって完成していき

また咬合して機能することによって

歯並び自体もよくなっていきますから

必然的に口呼吸の人は

歯並びも悪い傾向が強いと言えます。

口呼吸のパターンの一例

口唇の閉鎖力が弱いため前歯部がちゃんと並ばない

この状態をセファロレントゲン写真で見ると

気道と言う呼吸をする時に空気の通る管が極端に細くなっている場合が多く見られます。

物理的にも軌道の狭さが確認できることもあり

歯並びが悪いから呼吸が悪くなるのか

呼吸が悪いから歯並びか悪くなるのか

どちらかというと

後者が主因だろうと思われるのですが

この二者は相互に関連しながら成長していきますので

どちらも正しい成長には欠かせない要素だと言えるでしょう。

アデノイド顔貌、口呼吸の結果顔が上下に長くなっている。当然歯もかみ合わない。

以前の記事でも述べましたがこの状態を長く続ければ身体的のみならず脳の発育にも悪影響が出てきてしまいます。

この観点から言うなら機能矯正を始める時期は早くて早すぎることはないと言うことになります。

実際3〜6歳で機能矯正治療を始めた方は私の記憶では軒並みたいへん良くなって

元気な中学生として勉強や部活です活躍されていました。

 

機能矯正とは歯並びが悪くなることを未然に防ぐものである

歯並びは生える前に改善するべし

機能矯正では歯並びが悪くなることを未然に防ぐ

ということを本質としています。

つまりもともとの骨格を歯が並ぶために十分な大きさに育てることができれば

歯並びが悪くなることなしに育つことができるようになります。

当然呼吸などの機能も正常な状態を保ちつつ育っていくことになります。

犬歯が出るまで待って8歳9歳まで呼吸を改善しない状態でいれば

6歳以前からしっかり脳に酸素が送り込まれていた子とは

ほとんど致命的とも言える差がついてしまうでしょう。

大人になってからは顎骨の大きさを取り戻すのは難しい場合もある

 

もちろんすべてうまくいくというわけではありませんし

歯だけが大きすぎるということもありうるわけです。

しかしながら歯が大き過ぎるのは後からなんとかなります。最悪抜けばいいわけですから。

しかしながら顎の大きさの回復は大人になってしまったら簡単にはできません。

機能矯正で一番大事なものは分析

何をすべきかを知るために

機能矯正で分析を重視するのは

何をどのように育てると健康な顎顔面が回復できるのかを

きちんと調べ何をするべきかを明確にするためです。

育てるべきところは育て抑制するべきところは抑制する。

それが的確にできるためには分析は欠かすことができません。

ただし3歳児では後日分析となる場合もある

例外的に最少年齢の3歳から機能矯正を始める場合

体を自分でレントゲンを撮影ための固定することができないと判断し

なおかつ機能矯正治療を必要と考えるに足る充分な所見がみられる場合

まず装置を使ってもらい6歳くらいまで育ってから分析を行って

治療の評価とそれ以降の治療計画を立てるという場合もあります。

充分な所見とは

左右非対称な場合とクロスバイトつまり歯の食い違いがあるばあいです。

これは早く解決しないと顎がゆがんで育って行ってしまうので

分析ができないならとにかく有視界飛行でも障害を排除し

なるべく正しい成長のラインに乗せてあげることが必要になってきます。

成長のフェアウェイ

フェアウェイをキープせよ

今正しい成長のラインと言いましたが

この成長のフェアウェイをキープすることが

機能矯正の最も重要な使命だと考えています。

機能矯正装置MUHアプライアンス<]上顎の発育促進に使う

 

診断を誤れば使ってもうまくいかない装置もある

装置の選択

とくにファースト即ち一番最初に使う装置の選択は非常に重要で

これを誤ると治療がうまくいかないだけでなく

装置が不快なため子供さんが装置を嫌がってしまい

その後の機能矯正治療に甚大な悪影響を与える場合があります。

これは既成装置を子供に使おうと思った場合にしばしば起こります。

既成装置は安価な反面とても使い心地が悪いので

万が一使えたらば治療成功と言われることもあります。

一度子供さんが嫌がってしまったら

その後いかに立て直すのがたいへんかは

お母さまなら何度も経験されていると思います。

また

ある装置を使えば本来の成長を超えて拡大をしていくこともできます。単純な拡大床矯正と呼ばれているもので

子どもの矯正を相談したことのある方は一度や二度は出会しているのではないでしょうか?

拡大と言う要素は確かに機能矯正でも重要な要素ですが

単純に横に広げても問題は解決しません。

使いようではあるが時に役に立たない場合もある装置の一つ

広げれば治るだろうと広げているうちに

適正な大きさを遥かに超えてしまったなどと言うのを何例も見ています。

これは正直治すのがとても難しい。

一度過拡大してしまうと元に戻すのが不可能なケースもあります。

フェアウェイをキープするためには何がフェアウェイかを見極める力も必要になりますし、これは意外に難易度の高い技術と言えると思います。

正解は見えているか

ですから健康な成長を促していくには

その子にとっての正解を常に念頭に置いていくことが不可欠と言えます。

それと重要なのは

何をするのかが見えたところで

そこに向かっていける「適切な装置」が必要だということです。

子供の矯正は矯正専門の知識や技術が無くてもできる

と嘯くコンサルタントの暗躍でろくろく効かない装置を数年使わされて

貴重な時間を無駄にしている患者さんがおられるのはとても残念なことです。

効く装置というのは

まずその子に合わせて作られたオーダーメイドの装置であること

そるからしっかりとしたアクリル樹脂で噛んだ時に硬質なフィードバックがある装置

ということができると思います。

 

さて今までの話をまとめてみると

では結局いつ何をはじめるのか

いつ何を始めるかまとめ

機能矯正を始める時期は

やりたいと思たときというのが正解なのだと思います。

理想的には6歳ぐらいで始めるのが

一番効果が上がりますからこれより年齢が上であれば

思い立った時が一番の適齢と言えると思います。

また

明らかなクロスバイトや左右非対称がみられる場合は

3歳からでも早すぎない、ということです。

そしてしっかりとした診断とオーダーメイドの装置を使用して

しっかりと成長を促進していくということがなにをするのかということになりましょう。

そして私の夢

私の夢は

私の機能矯正で日本中に

「元気なイケメン男子」と「優秀なキュート女子」がいっぱいになることです。

あなたの子供さんにもその第一歩を踏み出させてあげてください!

6歳より上ですが

こんな状態で治りました。

どちらがご本人にいいかは明白だと思います。

 

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