マスク生活の後遺症?

最近、いやに気持ちの悪い事件が続くような気がします。

それと強盗事件の多さ

いやになります。

前にマスクをした人と会ってもその人と会ったという印象が希薄

と言うお話をしました。

最近(令和5年6月2日現在)さすがにマスクをしていない人が増えてきて

町の印象が変わり始めたと思っています。

マスクの花盛りのころは

なんか同じような人が

金太郎飴の行列のように歩いていたように思います。

学校生活でも入学以来一度も同級生の素顔を見ることなく

卒業した子もいるそうで、その子たちの心の発達は大丈夫なんたろうか

と心配になってしまいます。

過日保育園のフッ素洗口の指導縦会いに行ってきました。

感じたのは毎年行っていたのですが今年はいやにうるさい

ということでした。

良く全体を見てみると子供たちがマスクをしていない

また、昨年まではマスクをしてみな同じ方向を向いて座ってたものが

今年はマスクを着用しておらずまた席も班ごとにグループになり

机を寄せて円卓状に座っていました。

つまり話がしやすい状態だったということです。

きょねかまでが静かに感じたのは

いい子だったからではなく

マスク着用をして同じ方向を向いて座り

話すことを禁じられていたからでした。

環境が許せば子供と言うのはしゃべるもので

この賑やかにおしゃべりをするということが

じつはお口の健康な発達に欠かせない要因なのです。

しゃべることによってお口は活発に動き

それに伴って舌が活発に動きます。

発音には舌の動きが不可欠だからです。

舌は発音をするときに必ず上顎を刺激します。

強度は強くありませんが一日に数千数万と繰り返される

この刺激が上顎の成長を促すのです。

上顎は4歳ですでに70%成長が進んでいると言われています。

その成長を促進しているのが

話す、しゃべる

と言う行為なのです。

上顎の成長がなぜ大切か

というと人間の顔面の成長は

まず上顎がスタートを切ります。

下顎は徐々に成長していますが

主に成長期、スパートと言って思春期に急激に

身長が伸びる時に成長します。

その成長のガイドとなるのが上顎骨です。

但し正しく成長できるためにはそもそものかみ合わせ

特に第一大臼歯と前歯がいい位置にあることが不可欠です。

第一大臼歯はすべての起点となっていますが

前歯は最初深いかみ合わせだったものが

成長に伴い徐々に浅くなっていき

最終的に正しい深さのかみ合わせになります。

この時下顎の前歯は上顎の前歯の裏側をすべるように移動していきます。

つまり、正しく下顎が成長するためには

第一大臼歯と前歯が正しい位置に存在していることが

必須条件となるわけです。

歯並びの悪い子供の観察される特徴の一つに

一人っ子であるとか

大変おとなしいいい子

と言うのがあります。

つまりあまり話さない子ということです。

指導行った少し後に

今度は同じ保育園の歯科検診に行ったのですが

これは統計データーではなく私個人の印象ですが

狭窄歯列の子

つまり歯列の幅が狭いのではないか

または完全に狭い

と言う子が多いという印象だったのです。

そもそもこの文章を書き始めたきっかけが

この現象を説明するなら何だろう

と考察したのがきっかけでした。

保育園の先生は最近の子は固いものを咬まなくなった

と言っていましたが

固いものを咬まなくなったのは去年一年の話ではありません。

フッ素洗口をやるのは5歳児ですから

3~5歳にいたるほぼ3年間マスクと黙食生活だったということです。

この間は幼児期から小児期に至る

小成長期とも言える大事な時期でもあります。

歯列が狭いと感じたのは当然4,5歳の子供ですから

判断するとすれば黙っているということが正常な発育に悪影響を及ぼす

と言うことだと思います。

冒頭の話に戻りますが強盗事件や窃盗事件が多くなった

とお話ししましたが

一つには顔が隠れているという匿名性が

社会的認知を得ていることと関連があるのではないでしょうか?

コロナ前はマスクなどで顔を隠して歩いていれば

それだけで怪しい人と思われて警戒されましたが

今ではマスクで顔を隠しているのは当たり前。

マスクをしていればその人であるということが分かりにくい

みんな同じ顔に見える

しかも特徴的に実行犯には若い子が多い

この人たちはマスク世代の人たちですね。

SNSで酷い誹謗中傷が起こるのは匿名だからと言われています。

つまり彼らは匿名世代と言えるとも考えられるのではないでしょうか。

マスクをして顔が隠れていれば

犯罪を起こしているのは自分とは違った人格であると言う

認識になるのではないかと推測でき

匿名であることが凶悪犯罪への敷居を低くしてしまっているのではないでしょうか。

冒頭保育園の検診での口腔の成長への悪影響と思われる事例についてお話ししました。

もしかしたら社会全体にはさらに深刻な悪影響を及ぼしているのかもしれない

という推測の話です。

コロナが収束してきたように見えたら今度はウクライナ戦争の影響の超物価高

一日も早く健康で平和な世の中が戻ることを願ってやみません。

 

 

 

 

 

マスク時代が教えてくれたもの

3年続いたマスク生活

3年も続いたマスクの時代が間もなく終わろうとしています。

大変興味深いと思ったことは

マスクをしなくていいと言われて皆喜ぶのかと思ったら

なんと半数以上の人がマスクを外すことに抵抗があるようです.

以前

日本人はなぜマスクが手放せないのか

ていう記事でマスクと機能矯正について考察してみました。

さらに事態が進捗して

もうマスクは基本的に必要ない

と言うところまで進んできました。

これを書いている時点でマスク解禁まであと一週間になっています。

先ほどある業者さんとZOOMでミーティングをしたのですが

大変興味深いことに

担当者の方はマスクをされていました。

?

ZOOMって感染しましたっけ?

でも実はそんなことはしょっちゅうあるようです。

マスクをしている方とは会った実感がわかない

これは個人的な感想ですが

マスクをされている方と会見しても

その方に会ったという印象が極めて希薄

と感じています。

時々歯科以外のイベントで初対面の方とご一緒することがあるのですが

当然皆さんマスクをした状態です。

この時困ったのは同じ性別、同じ年代、同じような背格好の方だと

誰が誰か見分けがつかないのです。

幸い間違って名前をお呼びするようなことはありませんでしたが

後日全員がマスクを外す機会があったのですが

マスクなしだと印象が全く違うということがわかり

二度びっくりするという経験をしたのを強烈に覚えています。

口元歯並びはその人そのもの

この時機能矯正医的な観点から考えたのは

口元、またそれを形作っている歯並びかみ合わせ

と言うのは

その方の個性の形成に密接にかかわっている

と言う

まあ分かってはいたことですが実感として

感じ取ることができたわけです。

外して良くても外さないマスク

最近都立高校で卒業式が行われ

都からは基本的にマスクは外すように

という指導があったそうです。

ただし強制ではなく外したくない人は外さなくてよい

と言うことも同時に連絡されたそうです。

すると概ね半数がマスクなし半数がマスク着用の状態で卒業式に臨んだようでした。

またこの時印象的なエピソードとして聞いたのは

とある学校では

都からのマスクを外すという指導に怒り出す教員もいたとのことでした。

このエピソードを聞いて思ったのは

マスクと言うものがいつしか自分と言うものを守るものになってしまっているのだろうな

と言うことでした。

いつしかマスクがその人そのものになった?

卒業式でマスクを外すということを拒んだ生徒と言うのは

おそらく三年間マスクがある状態で過ごしてきて

最後の最後でマスクを外してしまったら

三年間過ごしてきた自分と言うものが

最後の一瞬で失われてしまう不安感が持たれたのだろうなと

考えました。

また怒るという現象は

自分のパーソナルスペースに他人が入り込んできたときに起こる

防衛反応と思われ

マスクと言うのはパーソナルスペースの防波堤的な役割にもなってしまっているのだろう

とも考えられました。

マスクの有り無しと言うのがその人の識別にかかわっているということは

マスク有り無しでご一緒させていただいてよくわかりました。

マスクを着用している状態だと

よほど体格等に特徴がないと何が何だかわからないです。

逆の視点から見れば

突然それを外せと言われれば

今までマスクで守ってきたものが突然衆目に晒されるという

不安に見舞われるということも理解できます。

あなたは誰?!

たしかになぁ

3年もマスクをした状態でいた人が

突然外した状態になったら

この人だれ?!

と思うかもしれません。

また

こんな人といままでいっしょだったんだ

と思うことはあると思います。

逆に言えばそういわれるのが怖くてマスクを外せない

と言うのもわかる気がします。

昔マスクをしていたのは

昔風邪もひいていないのにマスクをしているのは女子の不良と言う時代もありました。

またコロナの前から

日本に来た外国人が

なんでこんなにたくさんの人がマスクをしているんだろう

と驚かれミステリアスカントリーと呼ばれている

と聞いたこともあります。

もともとマスク好きのところに三年も

マスクが強制されればマスク依存に陥ってしまうのは無理からぬことなのでしょう。

それが良いとか悪いとか言うつもりはありません。

歯並びかみ合わせが作っているその人そのもの

但し歯並び、それを形作っているかみ合わせと言うのは

その人の象徴であり時にはその人そのものだということができると思うのです。

人間は全体の一部が隠れていると

無意識の中で隠れている部分を推測して補完して見ているのだそうです。

目元だけしか見えないと

その下の下半分

口元と歯並びは理想的なものを当てはめ見ているのです。

申しわけないけどマスクを外されて素顔と初めてお会いして

歯並びが悪かったり口元がこけていたりされると

あーと思ってしまいます。

悪くなるわけではないのですが

その部分のリアルが分かると

やっとその人ご本人にお会いしたという実感がわきます。

良くも悪くも

マスクをした状態の方と会っていても

いったい自分はだれと話しているのか実感がわきません。

良いとか悪いとかではなく

それがある意味リアルなんじゃないでしょうか。

顔の印象が変わってしまうと

当院の患者さんのかなりの部分4番抜歯矯正で顔の印象が変わってしまった方

と言う方がおられるのは何度もお話ししているところです。

でもこの一件から考えて

そのような方のお悩みは深いんだろうなと思います。

顔の印象を良くする機能矯正

機能矯正の一つの特徴は

その方の顔立ちを極端に変えることなく

歯並びをよくすることができる点があります。

当院が不便なところにあるにも関わらず

遠方からお見えになっていただけるのはこの点が

評価されているものと

自負しております。

表面的なお付き合いであるとか

一度限りのものであればマスクをして自分を隠したままで

ということもありだと思います。

しかし長い付き合いになったりそれによって

お付き合いの深度が高まればいつまでもマスクをしたままと言うわけにはいかなくなるでしょう。

その時になーんだと思われないように

またそんなご要望にもお答えできるのが私の機能矯正スキルだと思っています。

 

 

銀座で発生した矯正歯科事件について(アライナー矯正について)

矯正歯科にまつわる事件の発生

銀座の歯科で発生が伝えられている矯正歯科をめぐる事件についてですが

アライナー矯正をモニターと称してキャッシュバックで実質無料をうたい

感者さんから180万円もの高額な治療費を納めさせて

治療途中で医院を閉鎖して逃げてしまったというもののようです。

インプラントの時もそうでしたが

あのような事件が起こると

とばっちりで患者さんが治療に躊躇するようになってしまうという現象があります。

事件は事件なのですが

取り外し装置を使うという点で

機能矯正とアライナー矯正を混同される方もいるかもしれませんので

この機会にアライナー矯正についてお話ししようと思います。

また被害に遭われた方には大変気の毒に思います。

事件の一日も早い解決を願っております。

 

アライナー矯正またはマウスピース矯正とは

以後は用語をアライナー矯正に統一させていただきます。

事件は矯正治療の基幹と関係のない詐欺まがい事件と思われますが

あれはアライナー矯正という

透明なカバーを歯に合わせて作りそれを3Dプリンター上で少しづつ動かして制作し

定期的に交換していき矯正治療をするというものを悪用したものです。

まずお知りおきいただきたいのは

アライナー矯正と機能矯正は乗ったく別物ということです。

アライナー矯正と機能矯正はどちらも脱着装置を使用しますので

似ているかな

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが

機能矯正の場合は多種多様な機能矯正装置を駆使して

骨格のゆがみを治すことを目的としています。

一方アライナー矯正で治せるのは

歯の歯列の乱れのみです。

ということは

機能矯正でも歯列矯正に取り掛かる第二段階では

使える場合もあります。

がそれは機能矯正治療の部分であって全体ではありません。

アライナー矯正の一つの欠点と言えるのは

症例によって使用するアライナーの枚数が異なる

ということです。

インビザラインの仕入れの料金形態はよくわからないのですが

一般的に一枚当たりいくらという技工料金が発生します。

したがって本来であれば

アライナー矯正の治療費は都度見積もりになるはずですが

今回のように最初にいくら

で決まっているところも多いようです。

アライナー矯正の料金

因みに今回の事例では一件当たり180万円と非常に高額だったようです。

また都度設計をするもの以外は

初診模型を基に治療計画通りのアライナーを一括制作してしまい

一度に納品されてきます。

それを二週間から一か月で交換していくわけですが

人間の体に絶対はありませんので当然

途中で計画通りにいかなくなる場合もあります。

治療期間のアライナーが10枚を超えると途中で

計画の見直しが必要になる場合が多いと言われています。

180万円と言う高額な場合おそらく再設計の料金も

見込まれたものなのでしょうが

では枚数が少なくて終わった場合はどうなのでしょう?

アライナー矯正で気を付ける点

まあ今回は治療本流とはある意味無関係な

詐欺行為のように思われますが

もしかするとあまり矯正経験のない先生が

安易に治療に着手して途中で手に負えなくなって逃げたのかもしれません。

アライナーの場合

装置の設計と治療計画はメーカーがやってくれますから

誰でも簡単に矯正治療に着手することができ

計画通りに進捗すれば格好はつきます。

しかしながら一度行き詰るとかなりの経験がないと

にっちもさっちもいかなくなります。

アライナー矯正はドクターの見極めを極めて慎重にしないと

費用と時間をかけてちゃんと治らないという事態になる場合があるでしょう。

また直接口の中をいじらないため

やりっぱなしで逃げてしまうこともできなくはありません。

わたしがアライナー矯正を積極的にやらないのは

まずそれだけで治せる症例は限られているということ。

それから原価が計算しにくくイレギュラーの技工代の発生が予見しにくいこと。

それと何といっても時間がかかる割に治り方が甘いという点です。

後半治療でアライナーを使うことはできますが

費用が当院の決めた額より下回ることはまずありません。

そのうえワイヤーとプラケットを使えば一か月で治るところ

アライナーは三か月かかると思っていただいていいとおもいます。

最近では様々な理由からアライナー矯正が流行っています。

また症例を重ねているためにベテランの先生も生まれており

中にはかなりの難症例でも治しきれる方もいるようです。

当院でもどうしてもというご希望なら対応てたしますし

いざやれば治しきれます。

機能矯正装置との併用になりますが。

どう治すのかどう治るのか

今回の事件は矯正治療とは本来関係のない

詐欺まがい事件だとは思われます。

ただ実際に治療がスタートしているということを考えると

犯罪の立件は難しいかもしれません。

思うのですが

こと矯正治療となると

どう治るのか

ということよりも

どう治すのか

ということに注意が向きがちになるようです。

確かにブラケットはつけているのは大変だと思います。

機能矯正装置だけで治ればいいのに

と思うこともしょっちゅうあります。

いかしブラケットを着けていても

その期間はしばらくの間です。

問題は治療が終わった後

どう治ったのかということなのではないでしょうか?

長い人生で言えば矯正治療が終わった後の時間のほうが

圧倒的に長いからです。

そして私にお任せいただければ

きっとあの期間頑張ってよかったと思っていただける

治療結果を出せると確信しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

診断、前半治療費一括になった経緯

診断から治療着手の流れ

診断分析料と前半矯正治療費の一括という点に疑問を持たれる方もいるようなので

ここで変更に至った経緯についてお話させていただこうと思います。

当初は診断料の結果が出て治療着手の時に後半と言う都度のお支払いのルーティンでした。

診断料はアウトソースしていることもありまあまあの金額になるので

診断以来の方は治療前提だろう、やらないのになら診断料が丸々無駄になって

しかもレントゲン写真の撮影などでそれなりの被爆もあり

これもむだな被爆はしないに越したことはないからです。

事実以前はほとんどの方が治療するのをお決めになってから

診断に来られていました。

ところが2021年から診断やりっぱなしの方が増えてきたのです。

これはある意味診断の結果を聞いて当院の治療を他院と比較をされているものと思われました。

無駄な診断は体に悪い

診断をするためにはどうしてもレントゲン撮影が必要になります。

レントゲン撮影をする場合は

撮影による有益性が

レントゲン被ばくによるリスクを上回った場合にのみ撮影するという大原則があります。

診断の結果を読み解くには

専門の知識と経験がなければ資料を見ても説明を聞いても理解できません。

しかも治療にお進みにならないのなら無駄にレントゲン被ばくをしたことになります。

まずい傾向だなと思っていたのですが

決定的に次のような事例が発生し方法の変更を余儀なくされました。

事例1

突然私の全く面識のない先生のご紹介ということで当院におこしになり

診断をされ、手順通りに診断し結果のご説明をしたのですが

その後連絡がない

まあおやおやとは思っていましたが

その後なんと

当院の師匠の医院でも全く同じ診断を受けていたのです。

で結局そちらで治療を開始したとのことで

そのこと自体は患者さんの選択でいいわけですが

最初から言ってくれれば師匠の医院と情報を共有して

無駄な費用の支払いも被爆もしなくて済んだということです。

やり方に関しては私と師匠では方向性は同じでも

生業の違いで治療経路や結果には違いがあります。

最初からどちらにしようかまよっているならおっしゃってくれれば

そこに焦点を当てたご説明ができます。

どちらを選ぶかはその方次第。

なんなら4抜歯矯正を選択されるのもその方次第です。

でも黙ってお宅にお願いしたいとのことで診断を

しかも全く同じ手法の診断を両方にさせるというのはいかがなものでしょう?

どちらで治療されるかを検討されるのは一向にかまいませんが

このようなやられ方はあまり気持ちのいいものではありません。

事例2

抜歯矯正の後遺症で悩まれた方でしたが

当院にお見えになった時には他院で治療途中で

そこでの治療がうまくいかないとのことで有料相談後

後日診断をさせていただいたのですが

診断結果の日も他院治療を継続のままお見えになり

診断の結果と現在の治療がうまくいかない理由

これからの治療方針についてご説明したところ

必死にメモを取って聞いておられ

熱心な方だなと思っていたのですが

結果をお持ち帰りになられそのまま連絡が無い

というものでした。

これも今になって考えると

当院の治療方針だけを聞きに来られ

今治療しているいいんでそのようにやってもらおうという腹

だったのだろうと思われました。

正直このようなやられ方の方は初めてでしたが

これも釈然としない思いが残りますし

当院の矯正治療は独自性が強くうまくいっている方が多くいらっしゃしますから

やり方が知りたい方は結構いらっしゃるのだろうとも推察できました。

このような事態に遭遇し

このような事例に遭遇し

どうしたものかと考えたのですが

よく考えると診断と治療は一体のものであり

診断の結果から患者さんが治療をやるかどうかを検討するものではない

ということに考え付き

診断にかかった時には治療が始まったもの

と考えていただき

料金を診断着手じにお願いするのがいいだろういうことに至りました。

結構思い悩んだ末に出した結論であることをお知りおきください。

そんなもの頼んでない?

ついでに着手時精算に関してもお話しておきますと

昔完成セット時精算だったころなのですが

僅かになのですが出来上がってしまってから

そんなもの頼んだ覚えはない

と言われる方がいらっしゃいました。

また完成後連絡無くおいでにならない方もごくまれにいらっしゃいました。

これはまずいと思い着手時精算に変更させていただきました。

その後も自由診療でと途中まで進めていましたものが

本日着手精算し言う段でそんなものは頼んでいない

と言う方が数件発生しております。

そのような時にはこの方式でよかったと思います。

患者さんも本音でなかなか話しにくいというのを

避けられるとも考えられると思います。

ご相談に関して

またご相談に関しても基本リモートとさせていただいておりますが

有料相談とするまでもないが矯正の話も聞きたいという方は

保険診療でおいでになってついでに話を聞かれてはいかがてしょうか?

保険の初診料はかかりますので完全無料ですありませんが

一般的なことはご説明させていただきます。

結果はお約束いたします。

どちらにせよ

治療をどこどのように行うかは

ほかの歯科治療に比べて圧倒的に影響力があり

うまくいかないと大変なことになります。

医院選びに慎重になるべきだと思い

かかった時には最後までそこで頑張るというところを選ばれるのが必須と思います。

診断をあちこちでやらせるのは放射線被ばくの観点からお勧めしません。

当院の治療法にご興味がおありなら

充分に時間をかけてご検討いただきたいです。

矯正治療は山あり谷ありで進捗しますが

多少困難な局面に遭遇してもお任せいただけれは必ずゴールさせます。

ご相談に時間をかけていただいてもかまいません。

きっといい結果を出させていただくことだけはお約束します。

 

 

 

なぜ相談有料なのか?

当院の矯正治療では対面相談は有料とさせていただいております、が

ただしリモート相談、電話での簡単なご質問は当然無料です。

まず入り口の対面相談(来院での)が有料ということなに戸惑われるかもしれません。

 

他院では相談は無料なのに何で有料なの?と思われる方もいることてしょうから

改めて相談が有料であるいきさつについてお話ししたいと思います。

まず冒頭申しましたが相談がすべて有料なわけではありません。

初見で診療時間をお取りしたご相談に関しては有料ですが

ZOOM等を利用したリモート相談は無料です。

ちなみにですが

何かの治療のついでに矯正についてご質問いただいた場合は

当然その場でお答えできることに関してお答えいたします。

むろん料金はかかりません。

お試しでスケーリング等においでになるのは

ありだと思います。

また料金や簡単なご質問、単純に私の声が聞きたいなどの方は

電話でご質問いただければその場でお答えいたします。

もちろん料金はかかりません。

と言っても内容が込み入る様であればリモートまたは来院に誘導する場合もありますが。

ここで何故普通は相談がなのかについて考えてみたいと思います。

矯正治療や美容整形は相談無料というのが当たり前になっています。

理由は簡単です。

営業だからです。

広くいろいろな人を呼び込んで受注をとるというのが目的で

もちろん当院の相談もその色彩があります。

従って相談とは言うもののほぼ治療方法を説明するということに終始します。

また悪質な事例で時々耳にするのは

無料相談に行くと

「今日施術すれば〇割引になるから」と強引に勧誘されたり

これは実際に当院の患者さんでいらしたのでが

セラミック矯正と看板を上げている医院に相談に行ったところ

いきなり前歯を4本削られてしまった

という事例もあったそうです。

つまり正当な営業活動ではなく罠ということもある様なのです。

もちろんそんなことをすれば当然クレームの対象あるいは訴訟になるのは明白ですが

当院はあらかじめ有料であることを告知してあるわけですから有料である理由が疑問であれば

電話口でも御説明いたしますので

良いと思われれば御来院になっていただければよいと思います。

黙っていていただくと相談にならない

 

一番大きな理由は時々おいでになるのですが

矯正相談なのに椅子に座って黙って口をあいている人がいます。

昔は当院も相談無料でしたが

無料だと過半数の方が黙って口をあいていたのです。

たぶんどこの歯医者に行ってもこの歯を治してほしいと言うと

あとは口をあいているだけでやってくれるので

それの延長で来て口をあいていればあとは何とかしてと思われているものと思われます。

また逆にたまって居る鬱憤を

一気に吐き出しに来られる方もいました。

なんと一時間以上いろいろお話されてすっきりされて帰って行かれる。

正直黙って居られても

一方的に話巻まくられても

本来の相談にはならないわけです。

私の機能矯正治療は

まず困りごとやお悩みを詳細にお聞きしてそれに対する

治療方針について時間をかけて解説いたします。

ただおいでになって黙って口を開けていただいても

カタログ的なことはお話しできますが

これ以上はご質問、ご相談におうじて話させていただきますから

あらかじめご相談内容をお話しいただかないといただかないとお話のしようがありません。

これをやりだすと人によっては一時間以上もかかることがよくあるのです。

従ってこれは診療時間内で無料でやるには

物理的に無理があると思い時間が基本的にフリーに取れるリモートに誘導することにしたのです。

実は有効リモート相談

じつは実際やってみますとリモートのほうが

実のある相談ができるということは多々経験しています。

虫歯の治療ある意味穴があれば問答無用で詰めなければならない

受動的なものと言え黙って空いていればあとは何とかしてもらえますが

矯正治療はご自分から

お悩みを聞かせていただき治療に希望することをお伝えいただくという

かなり能動的な治療と言え虫歯治療とは

まったく様態が異なります。

リアルに来院であれば

何も言わないで口を開けていれば先生が次から次に

いろいろなことを話してくれるので何も考えていくても話は聞けます。

しかしながら当院ではその方のお持ちのお悩みや困りごとご希望を

詳細にお聞きするところから始まります。

従ってリアル来院は御来院の労をとっていただいている割に

実際には実が上がらないということがよくあるということに気づいたのです。

口をあいていれば何とかなる感じで来ていただくと

ご質問がおいくらですかしか出てこない場合もあります。

その場合5500円はぽったくられたという感じになるでしょう。

正直こちらは有料相談ということで意気込んで望んでいるわけですから

え?とは思ってしまいます。

何故なら料金表は詳細にホームページに掲載してあるからです。

有料相談に来られているのに御相談がないのは?

実はなんでそれを時間とお金をかけて料金を聞きにおいでになるんだろう

と自分ながらいぶかしく思っていたのですが

最近やっと思い当たりました。

ほかの歯医者さんは相談というより説明トークに終始してるので

黙って聞いていればよいからなんだということでしょう。

リモートだととにかく話していただかないとどうにもなりません。

否応なく有効なご相談ができるわけですが

ある人にとってはめんどくさいものかとも思われます。

相談は治療の第一歩

しかしながら機能矯正治療で

最も大切なのは診断ですが

診断以上に大事なのは実はまだ治療にかかっていない

ご相談の段階なのです。

少なくとも私の機能矯正治療に関しては。

なぜかと言うと診断ではどう治すのかという方法を決定するのですが

相談の段階で

何を治すのか?

と言う主命題を知ろうとしているのです。

いわばご相談でその方の治療の戦略を立案し

診断でどう治すのかという戦術を決定する。

一度会戦が始まれば勝利に向かって突き進む

ということになるのです。矯正治療という会戦で大敗した記憶はありませんが

極まれに患者さんとの価値観が違っていることに途中で気が着き

苦労したということはあります。

そのとき思い返してみると

ご相談の段階で良くお話を聞くということが足りなかったのではないか

と思い当たりました。

従ってご相談の時は時間をかけてじっくりお話を聞くというのは

治療の成功のための重要な第一歩なのです。

黙って口をあいて私が一方的に話をしても

営業にはなっても

本当の意味で相談にはならないと思うのです。

つまり相談をしているときにすでに治療は始まっているのです。

最後に相談に関して

かさねて申し上げますが

料金など簡単なご質問は電話口でお答えいたします。

ご相談は基本リモートでお願いいたします。

リモートは扱えないまたはそんなものは信用できない

と思われるなら御来院でお話お伺いいたしますが

料金税込み5500円(30分程度)となります。

またご遠方で治療に来ることはできないが

相談だけしたい

また他院で治療中で転院の意思はないが

セカンドオピニオンが欲しい

等の方は

メールでご質問にお答えいたします。

やや面倒ですが

そもそも矯正治療は面倒な治療

矯正治療というのは他の歯科治療に対して圧倒的にめんどくさい

言い換えれば難度が高い

またそれだけインパクトの強い治療です。

通常の歯科治療は虫歯というマイナスを

プラスマイナスゼロ

に戻すための治療です。

しかしながら機能矯正治療は

その方にとって大きなアドバンテージをもたらすことができます。

面倒なことに当たるとなぜか

よし解決してやろう!

と袖まくりをしてしまう性格が幸いしてか

私の機能矯正治療はいつも完了した患者さんに喜んでいただいており

お兄さんが治療してよかったので弟妹も

と言ってリピートしていただくこともおおくあります。

全力で力を注いでおりますので

ご相談といえども全集中力を発揮して臨みたいのです。

それ故に入口が少々面倒だということをご理解ください。

全力を傾注して機能矯正治療にに当たっていますので

矯正関連のお困りごとであれば

どうぞメールを送ってみてください。

 

結論を言えば

相談が有料な理由は

とにもかくにも有用で有効な治療がしたい

という一点に他なりません。

 

 

 

 

 

何故日本はマスクが手放せないのか?

マスクが好きな日本人

3年間猛威を振るった新型コロナも最近どうにか下火になり

当初は急速に死亡する最悪の病だったものが

悪性の風邪くらいまでになっています。

 

感染者が多いものの大半の人は風邪をこじらせたくらいの症状で

ほとんどすべての人が一週間程度で緩解しているようです。

とばっちりというかアセトアミノフェン系の鎮痛剤が入手困難となり

当院でも投薬をロキソニン系に切り替えました。

どちらでも効果に大差はなく

ただアセトアミノフェン系のほうがやや副作用が少なく

投薬できる年齢層が広いという点が違いますが

健康な成人であればロキソニンでまったく問題ありません。

なんでアセトアミノフェン商品名カロナールが無くなるかというと

買わなくでもいい人が怖がって買い占めるからです。

この現象はコロナの初期にマスクやアルコール消毒薬

それのみならず普通の人が使わないはずの

医療用ゴム手袋まで無くなったことを思い出します。

最近思うのは

マスクの件です。

マスクが世の中を変えた?

まだコロナのパンデミックがピークをつけているはずの2021年夏

東京オリンピックからパリへのバトンタッチが行われたとき

パリのリアルタイム映像で大量のパリ市民が

マスクなしで大量に集まっているのを見て動揺した

あるいは批判した日本人は多かったと思います。

また最近ではさすがに日本でもマスク着用の基準が緩和されていますが

緩和地区でもほとんどの人がマスクをしています。

海外の映像を見るとマスクをしている人が誰もいないのと対照的です。

ちなみにいうなら

8月ごろまでは

神経質にマスク着用などの感染対策を世界一厳しくしたのに

感染者数世界一を更新し続けた恥ずかしい記録を着けてしまいました。

本当にマスクが有効だったのでしょうか?

確かにまったくつけていないよりは飛沫感染のリスクを下げる効果はあるのですが

感染力の強いオミクロン㈱では今までのタイプのような効果は見込めなかったようです。

それ故神経質なまでにマスクを着用しているにもかかわらず

次々と感染者が出るという状況に見舞われました。

10月現在はかなり感染者数が下がりましたが

こりは何が原因なのか実はは定かにわかってはいません。

事実10月の下旬から徐々に感染者が増え始めており

専門家の予測では12月には第八波が来ると言われています。

またもや外出制限するのか?

マスクをしない外国の人

それはともかく増えている原因の一つに増えてきている外国からの観光客だと言われています。

つい先日ある百貨店のまえに外人観光客のグループが7~8人いたのですが

見事にノーマスクでしたね。

白人は特にマスクを毛嫌いすることで知られています。

先述のバリ五輪への引継ぎセレモニーのパリでもそうでした。

なぜか?

一つには感情を伝達する表情に対する文化的な違いだと言われています。

日本人は笑うということに潜在的な罪悪感があるようです。

笑う時には歯を隠せとか大声で笑うのははしたないとか。

また男性は男性で怒り顔をしている時こそ男らしいという価値観がありますよね。

笑うというのは口元で笑うわけですから、

もともと日本人のDNAには口元を見せるは恥ずかしいと書き込まれているのではないでしょうか。

反対に白人は口元が見えないで相手の表情が読み取れないということに

潜在的な嫌悪感があると言われています。

おそらく他民族同士で戦い続けてきた白人の間では

相手が敵なのか味方なのかを見分ける大木にポイントが口元なのでしょう。

マスクで口元が見えない見せられないというのは彼らには耐えがたいことのようです。

かわいいマスク女子

ところで最近思うのですが

街を歩く女子がマスクメイクに慣れ

似たよなマスクメイクの女子が町にあふれ

誰が誰か見分けがつかないように感じでいます。

そして総じてかわいいように見える。

ところがマスクを外してみると

あれ?この人だれと思うことも多いと感

そうじてかそうじてじる。

日々診療していて気が着くのは

不正咬合の機能矯正的な原因で

圧倒的に多いのが上顎骨の発育不足なのです。

上顎骨発育不全だとわかりやすくいうとしゃくれ顔になります。

しゃくれ顔の人は顔の上半分だけ見てるととてもきれいなんですが

全体を見ると印象の変わる人が多いように思います。

つまり、総じてかわいい子が増えた

と思えるのはマスクをかけて顔の上半分だけだとかわいい人が多い

ということなのかもしれません。

機能矯正からマスクを観察すると

日本人はコロナの前から夏場でもマスクをしている人の多い

謎めいた国、というのが海外での日本評としてよく知られています。

また先日あるイベントに出演したとき

本番はマスク不着装という指示が出たとき

嫌がる女子がほとんどでした。

このままコロナが収束してくれれば

まあ、これから人類はコロナと同居しながら暮らすことになると思うので

完全収束はないと思っていますが

マスクの義務化は無くなるかもしれませんが

それでも日本ではマスクをし続ける人が多いのかもしれませんね。

機能矯正的視点で世の中を見ていると意外なことが見えたりするものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機能矯正で頬こけを治す

改めて頬こけと機能矯正について考察する。

 

2022.07.加筆

当院への御来院の動機のおおきな命題である「頬こけ」に関して古い記事ですが最近の知見を加えて加筆させていただきたいと思っております。

今回は実際に頬こけを機能矯正で治した症例についてお話ししようと思います。

このブログをやりだして気が着いたのですが

「頬こけ」と言うワードは皆さんにとても響くワードのようです。今でもその傾向は変わりません。

そもそも頬こけというのは本来ならば矯正歯科治療の本編ではありません。

患者さんの気持ちに寄り添う

ケースを重ねてきて思うのは

単に医学的に治すということだけではなく

ほんとに治ったと思っていたたくためには
患者さんのお悩みに寄り添っていくことが何より大事なんだ

いまさら気づかされているところです。

私はいつもかみ合わせを治すことによって諸種の健康を回復することに夢中になっているので顔貌の改善は結果として付いてきているので意図的に顔を治しているわけではありません。

しかしながら

きれいに治って歯並びが並んだということよりも

毎日鏡を見たときに思わず笑ってみたくなるような表情であることが

じつは何より大事なんだと思うのです。

機能矯正を誠実に実行していると頬こけが治っている症例を良く見かけるようになっています。

「頬こけ」に関して皆さんの関心の深さには最近夙に驚かされているところであり

機能矯正治療では必然的に起こる治療結果ですが

こんなにお悩みの方が多いのであればさらに治す技術を高めていくことが必要なんだろうと

認識を新たにしているところです。

今でも変わらない頬こけのお悩み

最近来られた患者さんでも抜歯矯正の頬こけを含む後遺症に悩まれ

初診時には涙ぐまれていた方が

当院の機能矯正治療で回復されて会心の笑顔を見せていただいたとき

術者としてもとても感慨深いものがありましたし

こんなに苦しまれていたんだと自分の仕事の意義について改めて考えさせられました。

「頬こけ」の改善も機能矯正の一つの使命として取り組んでいこうと思っております。

そこで今回は症例を振り返りながら

頬こけの原因となんで私の治療で頬こけが治ったのを検討してみたいと思います。

抜歯矯正の頬こけを機能矯正で治した症例

この方はっきり頬がこけているわけではありません。

何故かと言うと

まだ矯正治療が途中だからです。

しかし治療途中でどうしても具合が悪いと訴えられても

主治医からは

最後まで治せばすっきりしてよくなる

と繰り返し言われてきいてもらえなかったそうです、

はっきりいいますか゜

治療の途中で具合の悪いものは最後まで頑張っても治らない

2022.07現在この意見に変更はありません。

とくにほほか゜こけるということは口腔ないの体積が減じているわけで

当然舌の大きさと口腔内のおおきさにアンバランス化生じます。

外見より深刻なのはこの舌が居所を失うし言う現象で

これは深刻な不定愁訴のげんいんとなります。

しばしば初診の問診時に泣きだされる方が結構いらっしゃるのは

この不定愁訴がとてもつらいからなんだと思います。

さてお口に戻りますと

3番が4番の位置までキックバックされているのが分かると思います。

この時点であまりに具合が悪いので思い余って当院を訪ねてこられたのですが

もし前歯がリトラクトされていたら

さらにひどい頬こけを起こしていたでしょう。

先ほどの方のように再起不能級の障害が起きたかもしれません。

また、ここで矯正医に具合か悪いことを伝えると

たいていの場合

「治療が最後まですめば(スペースを完全に閉じてしまえば)すっきりと良い顔立ちになって不快症状も改善する」と言われます。

どう考えても嘘ですよね。実際そういわれて最後まで頑張った方が結局もっと悪くなって私のもとに来られるケースは後を絶ちません。

もちろんすべての方がうまくいかないということではありません。

しかしうまくいく人は治療がうまくいく人は

治療が進めば進むほど良くなっていくはずなのです。

写真下手ですね(;^ω^)

このような歯列の状態でさらに前歯を後方に閉じようとしていたわけですから

身体に良い訳がありません。

リカバー治療で頬こけも全身状態も治った

この方は幸い完治できました。

頬こけと言うより

肌の色つやが別人のようです。

何とかきれいにまとまりましたが

正直抜かない状態から治したかったと言うのが本音です。

抜かない状態から治せば

最後に少し残ってしまった頬こけも起こすことはなかったと思います。

この方は矯正治療終了後ご結婚されお子様もお生まれになり充実して生活しておられます。

 

初診の状態で頬こけだった症例

真正の頬こけを治した例

この方は機能矯正を始めて間もない患者さんでしたが、この患者さんを完治に導けたことが
現在わたしの臨床の主力になるきっかけとなった思い出深い症例です。

そしてその後たくさんの類型がの症例がでているので

この結果は機能矯正では普遍的なものなんだと考えています。

さてここまでは4抜歯による頬こけでしたが今度は

真正に頬こけ

を治した例について述べたいと思います。

まだ若い方ですので目立たないと言えば目立たないですが

こうしてみると頬こけを起こしています。

下口唇の下側に鋭角なくぼみができでいます。

これは上顎前突の方の典型的なものです。

頬こけを起こす上顎前突

この方の頬こけの原因は

実は狭窄歯列による上顎前突なのです。当然狭窄歯列では頬がこけます。

歯を治せば頬こけも治るわけです。

余談ですが

では単に拡大だけすればよいかていうと

じつはそうでもないのです。

最近あまり聞かないような気がしますが

一時拡大床矯正というのが流行りまして

これはほとんど単純に拡大床装置で横方向に拡大する

というもので

たまにそれだけでもまあまあ改善するケースもありますし

歯列の拡大というのは機能矯正の主要な構成要素ではあるのですが

たんに拡大しているわけではない

というのが機能矯正の妙味で

拡大とあわせてじつはいろいろなことをやってるわけです。

きれいに治すにはまず正しい方向性を見極める

つまりは多々しい診断が何より大事ということになります。

おっと

横道にそれました

上顎前突の治療で頬こけも改善した

狭窄歯列は改善しました。

お口の中が広くなって快適に暮らせるようになります。

横顔を見ると先ほどの下口唇の下側の窪みは消えています。

頬はふっくらとして頬こけは改善しています。

 

このような治療は機能矯正の最も得意とするところです。

手探りでやっていたなー

という記憶がよみがえってきましたが

技術的なアドバイスを受けながらも大半は最初の診断から導き出された方向性と

自分の歯科医としての経験値

補綴的な知識

そしてなによりこの人がこうなればよくなるはずだという直感と熱意が

ファーストケースを成功に導いたと思っています。

いまでは技術的にも洗練され

経験値も上がりましたので

今のほうがもっと手際よく治療できるものと考えておりますが

それでも今でも変わらないのは

この方が良くなって

幸せそうに笑っておられる

明日のその方に会いたいという

機能矯正医としての思いです。

いいんですよね治った方の笑顔というのは。

 

素敵な笑顔と出会えるのが機能矯正の喜び

 

このような笑顔が見たくて

機能矯正に精進していると言っても間違いないと言えます。

 

 

検索を逆引きすることにより

「頬こけ」に悩んでいる方が意外とが多いと言う事を知りました。

私にお任せいただければ

たいていの頬こけはこのように治すことができます。

会心の笑顔で笑ってみたい方は一度お尋ねください

今見ても胸のすくような症例です。

このような形態のかたは今やっても同様の効果がえられています。

実際にお見せできればいいのですが最近はなかなか写真の使用の許可がいただけないというのが現実であり

御来院いた炊ければ保存してある症例をお見せてせきますので

お悩みの方はご相談ください。

4番抜歯矯正をした際の顔立ちの変化について

4抜歯矯正を受けた人の感想

SNS等でよく
「矯正治療で頬がこけた」
「顔だちが貧相になってしまった」
とか逆に
「歯並びがきれいになってきれいになった」
などという書き込みを良く見かけます。

これは4抜歯矯正を受けた人のスレッドです。

 

4抜歯矯正をすると一般的にどんな顔になるか

では4抜歯矯正をすると一般的にどんな顔になるか。
一番典型的でわかりやすいのは、フィギアスケートの宮原智子選手のお顔ではないでしょうか。

宮原智子選手の矯正後

何枚か拝借してきましたがいかがですか?
これでどう思われるかは皆さんひとりひとりの価値観ですから良いとか悪いとかは言いません。
確かに歯はきれいに並んでいます。

でもねぇ・・

宮原智子選手が抜歯矯正をしなかったらどんな顔だったかは、今となってはわかりかねますのでそれが良かったかどうか自体が判断しかねます。

宮原智子選手の矯正中

これは矯正途上の写真でおそらくこれから抜歯したスペースを閉じていくところだと思われますが、自分の個人的感想を言えばこの時の笑顔のほうが好感がもてます。

これを崩さずに矯正できなかったのかなぉと言う感想を抱きます。

JonMew先生

この方はイギリスの著名な歯科医John Mew先生です。

お顔を見ればなんとなくわかりますがMew先生は子供時代に抜歯矯正をされ

その後さまざまな不快症状に悩まれ

その結果抜歯をして縮小方向に歯を動かす治療は間違いである

と結論を出し

オーソトロピクス理論を打ち出し実践されている先生で

機能矯正の理論的創始者ともいえる先生です。

これは6歳から8歳の間に額の成長を促進し

不正咬合を事前に防いでしまう矯正法です。

方法論は少し異なりますが当院の機能矯正とほぼ同じ理論です。

先生の説によれば

子供のころに不正咬合になることを予測しながら

何もしないで不正咬合を完成させてしまうのは間違い

ととなえられております。(この主張でヨーロッパ矯正学会はMew先生を処分したそうです。)

これこそは機能矯正の基本的なコンセプトであり

当院の矯正治療の根幹をなしているものです。

確かに6歳から機能矯正を始めるとお時間はかかりますが

大変良い結果を出すことが観察されております。

先生のお写真では中顔面の萎縮が明らかです。

また中顔面の萎縮が顕著で呼吸に障害が出ていることが予測されます。

おそらくは小児期に口呼吸傾向があったものを不正咬合が完成するまで放置し

それが抜歯をして歯を並べるというオーソドックスな矯正治療をしたのでしょう。

私は直接Mew先生の門下ではありませんが

ちなみに当院はドイツのビムラー先生の流れを汲んでいます。

多くの点で一致があります。

おそらくはMew先生もビムラー先生も影響しあっていたのでしょう。

世界中に多くのお弟子さんがおられ

日本でも生徒さんが活動されていますが

適応年齢が7~8歳が上限と限られているので

当院では直接適応はしていません。ですが目指しているところは同一であり

その理論は簡単な思い付きでできたものではなく

矯正界では古典とも言えるものを支柱としているとはお知りおきください。

主流の矯正界からは天敵とも目されヨーロッパ矯正学会とは対立関係にあるようですが。

 

篠原ともえさんの歯科矯正

矯正前の篠原ともえさん

さて矯正後顔の変化と言う事で私がとても強い印象を受けた方がいます。

昔バラドルとして一世を風靡した篠原ともえさんです。

その頃は個性的なファッションと八重歯、うるさいほどに元気なキャラクターが売り物で大人気でしたが気が着くと全く姿を見なくなって

(台湾事件がきっかけと言われています。)

ある日矯正治療をして別人のようになって出てきましたが、ただデザイナーとしての才能は本物のようで衣装デザインなどを手掛けられ、そのつながりか単発のゲストとしてちょいちょい見かけるようになっています。

これが昔シノラーとして大人気だったころの写真です。

確かに歯並びは悪いですがそれが何?と思わせるほどの明るさのオーラが湧き出ていると感じます。

矯正後の篠原ともえさん

そしてこちらが最近の写真です。

きれいになったという評判もあり見方によってはそうも見えますが、昔持っていたオーラはすっかり消えています。
またこれ40代後半だったら確かに歳相応と言えると思いますが30代半ばとしてはどうでしょう?

この写真はライトのエフェクトが出て特徴をよく表していると思われる写真ですがしわが深いんですよね。

また写真はほとんど公開されていませんが横顔を見ると中顔面の委縮が痛々しいほどと観察てきて、これでは先ほどとは別に「歯並びがいいから何?」と言いたくなるほどと思います。

Mew先生が悩まれたように顔を委縮させてしまうと様々な

健康への悪影響が出ます。

あまり公表されていませんが篠原さんも何かの症状を発症しているのでは?

と考えられます。

矯正後の篠原ともえさん②

ところで次の写真をご覧ください。

向かって右側の糸切り歯が変じゃありませんか?

なんと「つけ八重歯」です!

せっかく八重歯を取りたくて矯正をしたのにまた八重歯を着けるとはどういうことでしょうか?

八重歯が似合う日本人

日本人の丸っこい顔には八重歯がとても似合い、可愛いという代名詞が八重歯と重なっているほどです。

西洋人は八重歯を忌み嫌うのですが、西洋人の歯列と言うのはいわば横幅が狭く縦に長いものが多く八重歯になってしまうと悪魔顔になってとても怖い顔になってしまうのです。

ですから西洋で生まれた4抜歯矯正は抜いた4番の位置に糸切り歯を引き込むと言うことが技の基幹になっています。

ところが日本人の歯列はどちらかというとおわん型で、八重歯になる人は糸切り歯の位置は正しいのにその他の要素で歯列不正を起こしていることが多いのです。

このかわいいと思われる位置にあった糸切り歯を4の位置まで下げてしまうと顔の印象が極端に変わってしまいます。

一般的には最初に出した宮原智子さんのような顔になります。

4抜歯矯正をしたい方は矯正で別人になりたいという希望の方がいると耳にしたことがあり、確かに過去を捨てて別人として生きたいなら4抜歯はありかなとも思います。

当院の機能矯正

当院の矯正治療は何といっても予防抑制矯正つまり機能矯正です。

オーソトロピクスに近いですが

オーソトロピクスオリジナルとは少々異なります。

不正咬合を早期に探知して成長期をとらえて正しい顎顔面の成長を促し

永久歯列咬合がが健全に完成することを目標にする。

その気を逃しても機能矯正コンセプトを生かして理想に近づけた歯列咬合を完成させる

そのために第一段階では

硬組織に変化をもたらすような機能矯正装置を使用していただくことがほとんどです。

成人機能矯正を行います。

この方法ではその人の顔立ちは「より自然になる」ので別人にはなりません。

いわゆる非抜歯矯正は6番を後方に押し下げることが多いのでまた別の変化が起こりますが機能矯正とは治り方が全く違います。

何を選択されるかは患者さんのご希望次第です。

この記事の目的は抜歯をしたときには何が起こるかということを皆さんにお知らせするのが目的ですので、それを選ばれるか選ばれないかは皆さんしだいということになります。
ちなみに機能矯正後はこのように変化します。

ご参考まで。

当院の機能矯正治療(矯正歯科)の詳細はコチラ

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頬こけが治る機能矯正(機能矯正を頬こけから解説する)

機能矯正を頬こけから考察する

女性にとって「頬こけ」は深刻な問題のようです。

検索キーワードで見ても

実際のご相談内容からも頬こけが多いと言う事実があります。

確かに頬がこけていると表情が暗くなりますし

どこか貧相な顔立ちになってしまいます。

ご相談の割合から言ってもかなり多く見られますので

機能矯正で頬こけは治るのか

それに伴って機能矯正とはどのような治療なのかを解説してみようと思います。

 

 

頬こけはなぜ起こるか

 

なぜ頬こけになるのか?

頬こけにもいくつか種類があります。

上顎の狭窄歯列

 

一番多いのは上顎の狭窄歯列です。

この場合前歯の前突感を伴う場合が多いです。

側貌計測では歯は正常被蓋であるのに上顎発育不全である場合が多く

隠れ反対咬合のような場合も見られます。

隠れ反対咬合は単純に歯列を側方拡大すると反対咬合が顕在化してしまう場合があり

治療には注意が必要です。

上顎そのものが小さいこともある

もちろん上顎全体が発育不全の場合にも頬こけを起こします。

この場合はひたすら全方向への上顎の発育促進をおこないます。

 

同じ頬こけでも治し方が異なります。

これを見抜けないで単純に歯列を広げると思いもよらない事が起きてしまいます。

これは実は見抜くのが非常に難しい。

上は頻繁にお見せするビムラー分析ですが

上顎がどのようになっているかはこの分析でなければ

分からないことがほとんどです。

とくに

一見出っ歯らように見えるのですが

分析してみると上の顎は小さくて

ところが下の顎はさらに小さいため

出っ歯に見えているということがあるのです。

この場合出っ歯を治そうとして上を縮めてしまうと

症状をさらに悪化させる場合が多いのです。

 

矯正治療による頬こけ

100%ではありませんが4抜歯矯正も頬こけを起こします。

頬がこけていい感じになる人もならない人もいます。

例えばトム・クルーズや蒼井 優さんは抜歯矯正をしています。

上のず

スケルタルダイアグラムと言いますが

抜歯をして治るのは

主にⅡAとBRの場合です。

特にアベレージラインより顎が小さい場合には

抜いてはだめです。

本来はうまくいく人と行かない人を見極めて抜くか否かを決めるべきですが

うまくいっていない方も多いようです。

このばあいは 歯列の縮小均衡を取っているのですから

当然軟組織側は余りが出るので頬がこけます。

しゃくれ顔による頬こけ

頬こけが所謂しゃくれを伴って起きる場合もあります。

上顎の大きさが正常なのに下顎が大きすぎる場合です。

スケルタルダイアグラムⅢBの場合です。

これは治しにくく最悪手術になるケースもあります。

手術になるならなるで止むを得ないわけですが

最初から言われれば納得できても治療が行き詰って手術と言われれば患者さんとしては納得いかないでしょうしこちらも信用を失ってしまいます。

良くないなら良くないと最初の段階で見極めないと後々双方にとって芳しくないことになります。

美人顔も時代しだい

しゃくれを逆手に取る女芸人さんたち

ところで

最近容姿が良くないことを逆手にとって売り込んでいる女性の芸人さんがみられます。

この人たちの多くに共通していることはしゃくれ顔が多いということではないでしょうか。

しゃくれ顔=陥凹型顔貌では上顎が顕著に後退して見られ、反対に下顎が前突して見られます。人によってはこれを頬こけとしてとらえている方もいるかもしれません。

しゃくれが欠点だとは思いませんがあえてそこを強調することによって人気を得るというのはなかなかの策だと思います。

現代日本は丸っこい顔が美人

逆に前突型顔貌、横から見ると鼻の部分が高く見える顔貌の人は一般的に美人と呼ばれている人が多いように思われます。最近人気のある女優さんはほとんど、程度の差こそあれ前突型顔貌のように思います。

前突型の場合は頬はこけて見えませんからあるいは頬こけを治したいという方は前突型顔貌になりたいということなのかもしれません。

 

現代の日本では丸っこいものをかわいいと称する傾向にあります。

しゃくれ顔あるいは頬こけ顔は丸っこくは見えませんよね。

丸に目鼻を付けると側貌は前突型に見えると思われます。

 

江戸時代はしゃくれが美人

現代のと言いましたがこれは時代の変遷による物で

江戸時代は逆にしゃくれ顔が美人だといわれていたというのは

有名な話です。

浮世絵の美人画と言われるものに描かれている人がみなしゃくれ顔なのは

たまたまではなくそれが美人のフォーマットだったからです。

余談ですが僕が高校から大学生くらいの時は

シャツの裾をズボンの外に出す、というの当たり前のことでした。

ところが最近ではズボンの中に入れるのか主流になっているのだそうです。

昔はシャツをズボンに入れていたら下手をしたら変態扱いされたものです。

美意識というの世に連れ時に連れ変遷するもので

もうしばらくするとしゃくれが美人という時代になるかもしれませんね(笑)

 

治しにくいロングフェイス

あとロングフェイスという顔が天地に長く伸びてしまっている人。

たまに見かけます。

これは不正咬合のほか「口呼吸」による影響と言われています。

口呼吸は口腔乾燥を伴い歯も虫歯になりやすくなりますし

上気道と呼ばれる呼吸の入り口も感染しやすくなります。

また

小顔全盛の今ロングフェイスはちょっといただけないかもしれません。

頬こけを気にしている方は少なからずロングフェイスの方が多いように思われます。

 

ロングフェイスは一度なってしまうと完全に治すのは難しいです。

 

ロングフェイスはもちろん頬こけを伴います。

これを防ぐためには成長期に入る前に上顎を充分規定量まで育てておくことと

口呼吸を阻止することです。

機能矯正で頬こけを治す

さて頬こけと言ってもいろいろな容態があるとお話してきました。

 

共通して言えることは上顎が小さい場合は頬がこけるということです。

上顎骨の成長は止まるのが早い

実は上顎骨は4歳児で成長が70%終わっていると言われています。

矯正治療は糸切り歯が出てから診断する

というのは一般的に矯正医に行くと言われることですが

機能矯正的な見解からすると

間違いと言えます。

分かりやすく言うと

歯列矯正は歯が生えなければ治せないが

機能矯正はそもそも歯が正しい位置に生えてくるようにするもの

だからと言えます。

そもそも小学校低学年で歯がちゃんと生えてこない

というのは顎骨の発育に問題があるからです。

それをそのままにして成長させてしまえば治療しようにも

並ぶものも並ばなくなってしまいます。

 

下顎骨は12歳から14歳ころに起こる成長期に身長が伸びるにしたがって

大きくなります。

糸切り歯が出てから歯列矯正をするという考えは

確かにその通りです。

12歳ぐらいでちょうどいいかみ合わせにすると

育つのつれて問題が発生するのも事実です。

小学生のうちはバランスの取れた顔立ちだったのに中学生になってしゃくれ出したりするのはこのためです。

成長による変異を見越して治療をする

私は子供の矯正治療をするときに一応小学校卒業時にブラケットが外せるというのを目標にしていますがこの成長による偏位を頭に入れて、いわば偏差射撃をするような治療をしています。

この過程が成功すれば頬こけにはなりません。

ここは私の経験がなければできない当院のオリジナル治療ということができるでしょう。

成人機能矯正でも頬こけはなおる

また成人の場合もすべてではありませんが

ビムラー分析をすると

多くの方は上顎に拡大方向の治療をすると言う診断結果がでます。

だからといって

やみくもに拡大床をいれてはいけません。

最近少ないようですが

何でもかんでも横方向の拡大床

を入れると言うなんだかわからない矯正が

一世を風靡したことがあります。

これは弊害が大きくしかも治しにくいというとくちょうがありました。

しかももともと安いのが売りだったので

改めて再治療にお金がかかると言うと治療を断念される方も多かったです。

機能矯正でも拡大作用のある装置を使いますが

これはさきに申しましたように複雑な分析をして

その結果多方向に拡大をしています。

その結果頬こけも完治して

きれいな顔立ちになることが多いのです。

頬こけのみに着目して治療をしているわけではありませんが

上顎を拡大方向に治療すれば当然

頬こけは治ります。

 

まとめ

さて今までのことをまとめますと

 

頬こけはいろいろな要因で発生するが根本的には

上顎骨が絶対的または相対的に小さいことによって発生する。

 

ということです。

 

ですから上顎にアプローチする場合はなるべく年齢が若いうちに着手したいです。

 

また頬こけが気になっているなら4抜歯矯正はより悪化させてしまうので

避けたほうがいいです。

縮小均衡でもよい場合もありますがもともとある種萎縮によって起こっている頬こけは

縮小すれば悪化します。

 

機能矯正は成長不全を取り戻すことが主作用ですから

頬こけを治したいならうってつけと言えるのだろうとも思います。

3500

抜かない矯正でゴリラになるって本当?

抜かないと出っ歯になるはお決まりの脅し文句

2022.07.16加筆

抜かないと出っ歯になる
抜かないとゴリラ顔になる
抜歯矯正を受けたまたは相談に行った方は一度はこの決まり文句を聞かれたことがあるのではないでしょうか?

ゴリラとはつまり

歯が前に出すぎてしまい上の歯も下の歯も出てしまう

口がゴボるということです。

歯並びが悪い場合歯が基底となる顎骨より歯がはみ出しているから並ばない

というのはほぼどの方でも間違いありません。

歯並びを治すためには歯が並ぶ基底と歯の大きさを合わせなければ並ばない

それは物理的に明らかです。

問題はその物理的スペースをどのように確保するかということなのです。

歯並びを治すのかかみ合わせを治すのか

そこでどうやってスペースを空けるか

一つは歯を抜いてスペースを空ける

いわゆる抜歯矯正となります。

抜歯矯正の場合

当然歯を抜けばスペースはできます。

抜歯矯正も終了直後はとてもきれいに歯が並んでいます。

歯を抜いてスペースを確保した後はいかにその位置に歯を移動させるか

歯は倒す、起こすと言った傾斜移動は簡単にできるのですが

歯を水平に動かす水平移動はなかなか難しい。

その為矯正専門医はこの水平移動のテクニックを磨きます。

そしてすべての歯をまっすぐにして水平移動をして模型のように

きれいに並べるわけです。

歯をまっすぐにするのが抜歯矯正の主な目的です。

確かにゴリラにはならないんですけどね。

非抜歯矯正の場合

では抜かない矯正はどうなのでしょう

抜かないで歯が並ぶスペースを空けるには

どうにかして場所を確保しなければなりません。

一番一般的には

6番をつまり第一大臼歯を後ろに送り込むことによって

前側のスペースを作るのです。

デイスタライズというテクニックで

デイスタライザーとかペンデュラムとかという装置が良く使われています。

これをしないで

は曲がっている歯に強引にブラケットを接着してまっすぐにしようと思えばできます。

ところがそもそも場所が足りないのですから

歯は場所を求めてずれます。

歯が動くときは歯根の表面積が少ない歯が動くので当然前歯が動きます。

するとよく聞くゴリラ顔になるというわけです。


もちろんこのことはよく理解されているわけですから

初期の非抜歯矯正ではともかく

すぐに6番の後方移動というテクニックが応用され

この場合も後述のような問題が起こるのですが

とりあえずゴリラになることはありません。違うことがおこります。

何故でしょうか?

当院の患者さんは一人も出っ歯になっていない

当院で矯正治療をされている患者さんの一割程度は抜歯矯正の不調を訴えた方の再治療です。
皆さん言われるのは説明を受けた際に「抜かないと出っ歯になってゴリラのような顔になる」と脅されたそうです。
ところで当院の治療例の方はほぼ全員抜いていないのですが出っ歯になっているでしょうか?
うまく行った人だけを出している?
疑問に思うなら残りすべての症例をお見せしますからどうぞおいでになってください。
当院の症例で抜かずに出っ歯になった人は一人もいません。

初診時は口唇が閉じても前歯が飛び出していました。

治療完了後、口唇はきちんと閉鎖して全体にいい感じになっています。

機能矯正を手がける前は

機能矯正を手掛ける前は

矯正した人は歯が悪いなーっというのが臨床をしていての実感でした。

私はもともと矯正と言う治療に懐疑的でした。
というのも歯科医になってから矯正治療後の患者さんを何人も診たのですが
みなさん何かしら矯正をしたと言う事による不具合を抱えておりました。
これならもともとの歯並びの方が良かったんじゃないか?
いつしかそう思うようになりました。

矯正しないと歯が無くなっていく

しかし臨床を重ねているうちに
歯並びの悪い人は中年期以降どんどん歯が無くなっていく、と言う事に気が着きます。
補綴をやってみると分かるのですが歯ならびの悪い人の前歯に前装冠をいれると咬みあわせの調整にものすごく時間がかかります。
模型上でどんなに良く調整しても口の中に入れるとなぜだかわからないけど高くて咬めないのです。
つまり歯並びの悪い人では咬みあわせ軸が多方向に発生し制御不能な不正な力が
歯に入り続けてしまうのだろうということが推測されました。

つまり機能がおかしいののです。

歯並びが悪いのも個性のうち
なんて考えていたのですが経験を積むとやはり歯は補綴学的に正しい位置にあるべきだ

歯がまっすぐに並び

上の歯は下の歯をカバーして

歯の頭と溝がかみ合っている。

これが正しい安静位置でのかみ合わせです。

機能を治して少しでも長い間自分の歯で噛めるお口を実現しよう

と考えが変わってきました。

何故かうまく行っていない矯正治療

しかしながら学校で習った4番を抜いて矯正をする
という手法で治療した患者さんがみな正しいかみ合わせになりハッピーに暮らしているかというと「そうでもないぞ」というのが臨床していての実感です。
何がダメなのかに関しては以前の投稿で詳述してありますのでそちらを見ていただくこととして
実践面では口の中で二か所だけ動かしてはいけない
あるいはこれだけは正しい位置になければならないアンカーのような歯があるのではないかと考えていました。
それは3番つまり糸切り歯と6番、第一大臼歯の二か所です。

 

八重歯は天性の授かりもの?

不思議なことにひどい八重歯の人を治す時に飛び出している糸切り歯は歯列からは飛び出しているもののお顔の状態を見るとちょうど良い位置にある人が殆どと言う事に気が着きました。八重歯がかわいいのはこのせいだと思われます。
またよほどのことがない限り
6番つまり第一大臼歯は良い位置に萌出していると言う事にも気が着きました。
たまに異所萌出していることがありますがこれは超難症例になります。
つまり6が正しい位置にあることを確認すればあとは3を基準に歯列を整えるときれいなかみ合わせが完成することとなります。

糸切り歯を動かさなければ出っ歯にならない

言うのは簡単ですが実践するのはとても大変ですよ。

そこをうまいことやり切るのが機能矯正の妙味なわけです。
この基準で治す限り抜かなくても出っ歯になることはありません。
良く歯並び咬みあわせは生まれ持ったものと言われることがありますが
私に言わせれば「糸切り歯こそ、その人の個性」なのです。
ですから仮に4を抜いても糸切り歯の位置が変わらなければ何も問題は起こりません。
4をぬいて糸切り歯を後ろにひっぱるから不快症状がおこるのです。
逆に4を抜いたスペースを作るために3を前に送り出せば
当然出っ歯になります。またゴリラのような顔になります。
抜かないと出っ歯になるは一面真実でもあります。
それは「そのような矯正をしてしまえば」という前提条件のもとです。
「抜かないと出っ歯になると言うのは嘘」
と書きましたが正確に言うなら
「私が矯正すれば抜かなくても出っ歯にはなりません」
と言う事です。

 

6番を後ろに送ってしまう「非抜歯矯正」で起こること。

一般に「非抜歯矯正」と言うのは6番を遠心移動
つまり後ろ側に送り込んでスペースを作ると言う手法を取ります。
これはアメリカで開発された技術なのですが
白人の顔と言うのは前後方向に長円形をしています。
つまり前後方向に大きさの余裕があるから6番を遠心移動つまり後ろ側に送り込んでも
問題は起こりにくいのですが
日本人の顔はまん丸でしかも上あごは計測してみると小さい人が大変多いのです。

スケルタルダイアグラムという

かみ合わせのバリエーションの概念図ですが

上の矢印が上の顎の位置

下の矢印が下の顎位置

右側の弧状の曲線が顔の前面の位置です。

左上の角にある場合が正常で

そのほかは何らかの不正咬合があった場合です。

上の矢印が前にあれば出っ歯

下の矢印が出ていれば反対咬合になります。

このうち

日本人に多いのは右下の枠内の左側

上も下も小さすぎるというケースなのです。

このケースでは抜歯をしたしまうと

小さな顎に小さな歯列を作ることになり

歯は並んでもそのほかのたくさんの問題が起こる場合があります。

またゴリラになるのはその隣の

上も大きい

下も大きい

と言ったケースです。

元々がこの状態であれば抜歯をしても6を後方に送っても問題ないようです。

ようですというのは

私は矯正を始めてからこの上も下も大きいというケースの方には

お会いしてことがないからです。

全ケースの9割がたが上も下も小さい方です。

それだけ日本人と抜歯矯正が

相性が悪いといことなのでと思っています。

非抜歯矯正は4抜歯より予後が悪い場合がある

先ほど6番と3番は動かしてはいけない
と言いましたが
最悪なのは6番を過剰に後ろに移動してしまう事で
しかもその前はそもそも小さすぎるわけですから歯はならんだとしても
とても奇妙なお顔になります。
ちなみに4抜歯矯正の再矯正はようやく最近できるようになりましたが
6番を後ろに送ってしまった矯正の再矯正は
いまだ手法が見当たりません。

6を手前に引く手法がないからです。

 

3を前に送ればゴリラ6を後ろに送ればカッパ

いぜん非抜歯矯正の権威が業界雑誌にケースを出していましたが
どの患者さんも何故か「カッパ」のようなお顔になってしまっていました。
また最近着手した患者さんが非抜歯矯正の医院で症例を見せてもらったところ
「なんだか出っ歯になっていて」
と当院に来られた方がいました。

その方もなんか不自然で河童っぽい感じでした

つまり普通の着想で非抜歯矯正をすれば
ゴリラになるか、カッパになるか
この二つの選択肢となるということです。

 

 

機能矯正ではゴリラにもカッパにもならない

機能矯正ではこのどちらも起こりません。

なぜなら私の機能矯正はそもそも着想が違うからなのです。

先ほどのダイアグラムで言えば基底の顎骨を整えて

左上の正しいかみ合わせに近づけるという治療をするからだと考えています。

もちろん治り方は個人差があり必ずしも100点満点になるわけではありませんが。

他の矯正と同じなのは
歯を真っ直ぐにするときに使うブラケットだけ
とも言えると思います。

3番と6番を正しい位置に導き
歯をきれいに整えると
ホームページでご紹介している症例のようなとても柔らかい良い表情の笑顔が生まれるわけです。