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2018-5-10

予防歯科

お子さんの治療

今日は当歯科のお子様の治療のコンセプトについてお話ししましょう。

大東にし歯科医院は、お子様の健康な成長にコミットメントしています。

当院では基本コンセプトとして「抑制」による治療は行いません。

治療が怖くて歯科治療ができない大人の方を多く問診
してみると、子供のときに「抑制」による治療を受けた経験のある方が多くいらっしゃいます。
連携心療内科の先生に所感をうかがったところ「幼児期にうけた治療の恐怖感で、その後一生歯科治療が受けられなくなることは充分ありうる。」
とのご意見をいたたきました。

小児歯科では抑制がその後の歯科治療恐怖につながることはないと主張する人もいますが、これは私の臨床実感とは著しく異なります。
当院では通常治療が必要なお子様の場合、少しづつ慣らす、という根気の必要な手法をとります。

しかしながらごく稀に緊急やむを得ず嫌がっていても大規模な治療を行わなければならない場合があります。
このような緊急の治療が必要な場合、通常は抑え付けて治療をするというのが小児治療の常識です。しかしこれは例外的処置にすべきで
抑制が場合によっては取り返しのつかない歯科治療への潜在的な恐怖心を植えつけてしまう場合がある
のです。すべての場合とは言いませんが、可能な限り幼児期の歯科治療への潜在的な恐怖心の植え付けは、その後の一生を考えるなら避けるべきです!
どうしても抑制をしなければならないほど広範で大規模な歯科治療が必要な場合なんらかの沈静処置つまり全身麻酔、またはそれに準じる心に傷を残さない処置が必要と考えています。
しかしながら小児の全身麻酔は大変難しいので専門機関に任せなければなりません。
最近は少ないですが子供が虫歯だらけになってしまったらやはり大学病院などにお任せするほうがいいと思っています。
また抑制などの緊急避難手処置は通常は行われないはずの処置であると言う事は覚えておいて方が良いでしょう。
歯医者が嫌いな子に虫歯のない子はいません。
歯医者嫌いは肝心な予防ができないからです。

何よりも予防に努めいまどき虫歯などによる緊急は起こされないようにしっかり予防してください。方法は懇切丁寧にご指導いたします。

☆⇒子供を歯医者嫌いにさせない最大のポイントは、徹頭徹尾「無痛治療」に心がけることです。

もっとも最善の策は虫歯にしないことですが無痛治療を根気良く繰り返し、痛くない体験を重ねることによって、歯の治療への恐怖心そのものを無くす努力をしています。
したがって、治療がなかなか進まないように思えることもあります。
しかし、結果的には治療初期で根気強く歯科への恐怖を断ち切ることが、その後の歯科疾患激減させ、時間的金額的なロスを省くこととなるのです。

フッ素を使用した、う蝕予防、も御相談下さい。

ただし、カリオロジーのメカニズムから考察し、シーラント
はう蝕の再石灰化を阻害することが懸念されるため、適応は慎重になおかつ接着が完全にできる協力が得られる場合に適応することとしております。
シーラントなどより高濃度フッ素ペースト等を使用した再石灰化促進をお勧めします。
ペーストは窓口で販売しております。

乳歯は大人の咬合を完成させる、とても大事なガイド役をしています。
また、乳歯列不正は、その後に続いてくる永久歯列の重大な不正を予見しています。
一生自分の歯で咬めるためには6、7、8歳の三年間までにしっかり予防を行い、かみ合わせに不正の兆候があれば機能矯正を行い,健康な永久歯列に橋渡しを行うことが不可欠です。

健康な成長は健康な乳歯から

仕上げ磨きや食餌指導などお子様の歯に関してお気軽にご相談ください。